#126
コンピューターグラフィックス研究者
五十嵐健夫(いがらし・たけお)
2008/8/29放送
五十嵐健夫 プロフィール
1973年 神奈川生まれ
小学生からソフトウエアを制作
32歳で東京大学準教授に
「 コンピューターを やわらかく 」
東京大学・本郷キャンパス。今回の匠は、コンピューターグラフィックスの分野で、今最も世界に注目されている若手研究者、五十嵐健夫さん。アメリカ留学中に、今まで誰も思いつかなかった新しいCGのシステムを開発。発表の瞬間、数百人もの聴衆が総立ちになった"Teddy"とは?
「ペンで黒板に線を引きます。で、書いているのは、ただの2次元の線なんですが、引き終わると、この時点で既に3次元の形状になっているので、正面から見たり、上から見たりということが、可能になります。」出来上がった立体は、線を引くだけで切断することも可能。突起を作ったり、曲げたり、実際には高度なCGを、"Teddy"は、いとも簡単に作ることが出来るのです。「今までの方法は、人間が形の細かいとこまで全部、完全に指定していて作ってたのを、私の方法は輪郭だけ描くと、あとの所はコンピュータが適切に、まあ推測して作ってくれる、推測が思ったよりもうまくいったんで、ま、みんな驚いたって。ま、私自身も驚いて、うまくいったってことですね。」
幼い頃から、ぬいぐるみが好きで、いつも、クマのイラストを描いていたという五十嵐さん。そんなキャラクターたちを、コンピューターから外に飛び出させるため、自動的にぬいぐるみの型紙を作るソフトを手がけています。「新しいことやるってことが条件ですから、そこから先は、ま、何やっても良いですけど、その中で、ま、自分の好きなものに、ま、結びつけてうまく研究のたねにする。」『もし、こんなことが実現したら』と、五十嵐さんは、アニメーションを指先で作るソフトまで、産み出しました。 「柔らかさですよね。やっぱり今までのコンピュータっていうと、カチカチ細かく設定して、正確に動かすって。これなんか非常に適当な感じじゃないですか。まあ普通の人にでも、おっ、っと驚いて、こんなことが出来るようになっているのかっていうことを伝えるという意味で、橋渡しみたいなことが、まあ出来ればと考えてます。」






