#129
映写技師
鈴木文夫(すずき・ふみお)
2008/9/19放送
鈴木文夫 プロフィール
1936年 東京生まれ
19歳で映写技師の道へ
「 映写は芸術である 」
この夏、東京郊外にある文化施設の広場が映画の上映会場に変わりました。毎年2000人以上の観客で賑わう、この野外映画会。上映を担当したのは、映写技師の鈴木文夫さん、今回の匠です。映写機とスクリーンを手にして52年。匠は全国各地で、映画を上映してきました。「移動映画ですから、毎回違う条件でやるわけじゃないですか。劇場よりはね、やっぱり遙かに条件が悪いんですよ。あのもう徹底して僕は最高の事をやろうと。」
どんな条件でも、最高の映画会を提供する匠。中でもスクリーンに表れる映像の色にこだわりがあります。「真っ白だとダメなんですね。スクリーンが見えちゃうんです、スクリーンの色が。映像が見えないといけないんですね。映像の色が」
そして匠は素材選びにも、工夫しています。「あのねぇヨットの帆布なのね。だからあの、野外でこれぐらいの風で普通の室内で使っているような布だと、この風でやぶけちゃう。だけど、これは破けないようになっているんだけど、、、結構強いね。野外映画っていうのはすごく移動映写の中で占めるあれでは非常にいい文化だと思いますね。」
星空の下、映画という一時を楽しむ人々。
匠は映画を愛する人たちの思いを大事にしています。「作った人達のことを考えるんですよ。どうやって良いように見てもらえるかって考えて作るわけですから、で最後にやっぱり見せるっていうのは映写なんですよね。そういう意味でねやっぱり、映写っていうのは重要だし、映写っていうのは僕は基本的には芸術であると。そういう点では映画監督があれば映写監督があると」






