#141
茶筅師
二十代 谷村丹後(たにむらたんご)
2008/12/12放送
谷村丹後プロフィール
1964年 奈良生まれ
28歳で茶筅師の道へ
「 一万本の竹に接する 」
奈良県、生駒市高山は、茶筅の里。谷村丹後さんは、その伝統を受け継ぐ匠。「茶筅の竹って一口に言いましても、やはり竹自体が色々個性ありまして、やはりそれをまず見分ける目っていうのが大事だって、ずっと聞かされて育ちました。」
谷村家の茶筅師としての歴史は、室町時代までさかのぼります。親から子へ、その伝統は20代にわたって受け継がれてきました。「やはり、反復によって身についてくるんじゃないかと…感覚で覚えなイカンということも、たくさんありますんでね。」
まずは、乾燥した竹を放射状に削り、1ミリほど皮だけを残して内側を取り除きます。そして、茶筅師としての腕が最も試されるのが、"味削り(あじけずり)"の作業。穂の弾力を、何度も確かめながら、理想の厚みを追求していきます。代々受け継がれた微妙な感覚。各流派の家元たちから揺るぎのない信頼を得てきました。
「弾力が一定じゃないと…こちらの穂が硬くてこちらのは柔らかいとか、その一本の茶筅の中で、そんな色々あの、強い弱いがあるとダメですので、ま、味を…指先で加減を見るってことですけど、やはりそれは、百本、千本、一万本っていうふうに、それだけ多くの竹に接して初めて、わかるようなことじゃないかっていう風には思いますけどね、はい…」






