匠の肖像 匠の肖像

匠の肖像バックナンバー

#143 臼職人
小林健男(こばやしたけお)

今回の匠:写真

2007/12/26放送

小林健男プロフィール
1948年 長野生まれ
26歳で臼職人の道へ


「 手塩にかけた宝 」

日本人の食生活にかかせない、餅をつく臼。今回の匠は、臼職人の小林健男さん。匠の一日は、原木置き場から始まります。木と対話しているかのような眼差し。臼に使われるのは、耐水性に富んだ樹齢100年から150年のケヤキで、周りの樹木にもまれて育ったものが適しています。「私が出すねもう一度魂を入れてですね、そしてまあ、世にですね、まあ出すということで、ま、とてもあの、まあ、何て言うんですかね、奥の深いと言いますかね。」


木にも心がある…それぞれの木が持つ個性を読み取りながらの作業です。「色んな木に様々な柄、木目、これがあります。一つ一つみんな違う。木の成長も違う。だからそこをですね、いつもこう木の成長を眺めて、また木目を眺めてると、気分がその安らいで思うような仕事が出来る。」


臼造りの2代目として生まれた小林さん。父から学んだ技と木への思いが、原木を臼へと生まれ変わらせていきます。100年生きた木は、臼としてまた100年先まで生き続けるのです。「木と仲良くと言いますか、友達になって、どれもこれもですね、みんな手塩にかけますから、宝ではないかと思いますね。」


バックナンバー一覧


up