#148 山葵生産者
浅田正孝(あさだまさたか)

2008/1/30放送
浅田正孝 プロフィール
1947年 静岡生まれ
22歳で山葵作りを始める
「 可愛いと思って育てる 」
江戸の昔から、山葵の名産地として知られる、伊豆、天城。この土地で、およそ80年前につくられた山葵田を、大切に守り育てているのが、今回の匠、山葵づくりの達人、浅田正孝さん。「わさびは純然たる日本原産の作物です。日本人が日本の食として誇れるものだと思いますね。」山葵は、ワサビア・ジャポニカという学名を持つ、日本原産の植物。わさびと呼ばれているのは、この根茎の部分です。
静岡で山葵が栽培され始めたのは、江戸時代。その風味は、徳川家康が絶賛し、門外不出にしたほどです。山葵の味を決めるのは、湧き水。「人間が飲んでも美味しい水なんですよ、山葵ができてる水ってのはね。自然の本当の恵みの偉大な水、その水を調節したりってのは大変なことです。途中で災害にあったり、大雨だったり、なかなか思う通りにはいきませんけど、自分の思ったような山葵が収穫できれば、非常に喜びを感じますよね。」
浅田さんは、1年中山葵田に立ち、山葵の成長を見つめます。「朝寒くても山葵田行って、山葵の顔見れば元気をもらいますよね。冬でも夏でもグリーンが綺麗です。山葵はがんばってるっていう風な。」
匠の山葵は、辛味、香り、粘りが揃った、真妻と呼ばれる極上の品種。出荷作業は、息子さんと先代の3人で、一本一本丁寧に仕上げます。「何万本も山葵を収穫してるんですけど、これはっていって自分が自慢できる山葵ってなかなかないもんですね。いつも思ってるのは自分がかわいいって思って育てなきゃいけないなってことですけどね。」






