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#40   和菓子職人 吉橋廣修(よしはしひろのぶ)

今回の匠:写真

2007/1/6放送

吉橋廣修 プロフィール
1947年 石川生まれ
器と和菓子の取り合わせの見事さも評判を呼んでいる


「 手の届く範囲で 目の届く範囲で 」

加賀百万石の城下町、金沢。ここは、茶の湯の文化が、今も息づく町です。そして、茶の湯に欠かせないのが和菓子。この土地で店を構えずに注文のみで和菓子を作っているのが、今回の匠、吉橋廣修さんです。大学卒業後、コンピュータ・プログラマーを経て、この道に入りました。「始めからスタート地点が遅れているわけですから、丁寧な仕事をするとか、他のことでカバーしないと、自分の道はないな、と思ったんですね。」


和菓子職人だった、お父さんから学んだ技。不器用だという吉橋さんのモットーは、人の倍時間がかかっても、その分、心を込めるこということでした。 お正月ならではの和菓子が、作られて行きます。和菓子は歳時記。吉橋さんは、どんなイメージで季節を盛り込んでいるのでしょう。「春夏秋冬のイメージって言うのは、私の小さい時の金沢での水と山河に囲まれた、自然に恵まれた関係を、山を駆け巡って田んぼで遊んだということが、私の体験になっているんですね。全てそういうことがベースになって、お菓子の中のデザインになっている。」


伝統の茶室に届けられた、吉橋さんの和菓子。雪の中から芽をだした福寿草をイメージしています。吉橋さんは、生まれ故郷の金沢に拘り続けます。「自分の手の範囲、手の届く範囲内、目の届く範囲内で、やっぱりやっていく仕事が私のポリシーですね。」


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