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#61 自転車職人 今野真一(こんの・しんいち)

#61 自転車職人 今野真一

2007/6/1放送

今野真一プロフィール

1972年 東京生まれ
競技用から街乗りまで 幅広く手がける


「体の一部になる自転車を」

今回の匠は、自転車職人・今野真一さん。日本のハンドメイド自転車の草分け的存在だった父親の姿を見て育ち、20歳でこの道に入りました。「パイオニアとしての心意気というか、そういう気持ちってすごく大事だなと思って。自分で考えてやるっていうことが、すごく重要だというのを一番おしえてもらったので。知識がなくてもそういう気持ちがあれば、無限大に広がっていくので、何でもできると思えた。」

自転車は、身体にあったフレームを作るのが重要。サイズを測る時に使う機械は、父親が作った手づくりのもの。フレームに使う材料は、厚さ1ミリにも満たない弾力性のある鉄です。

サイズにあったパイプをあわせて溶接。均等に火をあてて、ゆがみが出て変形しないようにすばやく作業していくのが匠の技。父から学んだ自転車作りが、今野さんの作品に息づいています。「乗っていて何のストレスもないのが、理想の自転車。服とか靴ととかまったく一緒で、手足の延長みたいなもの。」

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