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#69 琉球絣職人 大城拓也(おおしろ・たくや)

#69 琉球ガラス職人 桃原正男

2007/7/27放送

大城拓也プロフィール

1973年 沖縄生まれ
祖父、父ともに琉球絣職人の家に育つ


「手織りは宝物」

14、5世紀ころ、沖縄に伝わった琉球絣。今、この伝統の技が、新たな布を生み出しています。琉球藍に染められた木綿糸で紡ぎだされるのは、デニムの生地。若き匠、大城拓也さんが今回の主役です。「自分たちが普段着たい布、使ってみたい布を作るには、昔のような形でなくて、デニムのように今の時代にあわせた、技術やものを活かしながら作れないかなと。」

東京で最新のテキスタイルデザインを学んだことで、伝統の織物に興味をもった大城さん。その後、20歳で琉球絣の第一人者だった祖父の元で修行を始めます。「10年かかるとこを、5、6年でやってやると燃えてたんですけど、そういう感じではないと気づいた。着物の世界は奥が深くて、それをこう、自分なりに選んでいくかみたいな。」

2、30回と染め直して出す、青の色。その糸を、デニムの風合いを出すために、通常よりも強い力で織っていく。「手織りは、宝物です。どこをはしょれば思いだおおりにできるかは、結局は、遠回りだと気づきました。布作りの工程というのは、もう完成されていたのです。今、ようやく、布作りが楽しくなってきたところなんですよ。」

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