#75 馬具職人 塩釜孝(しおがま・たかし)
2007/9/7放送
塩釜孝プロフィール
1947年 岩手生まれ
大学卒業後 会社勤めを経て家業を継ぐ
「役に立ってるなあ」
岩手県は、日本有数の馬の産地として知られてきました。盛岡にある塩釜馬具店は、昭和2年から馬具を作りつづけてきました。この老舗の3代目が、今回の匠、塩釜孝さん。
革の良し悪しは、手で触っただけで判ると言います。
「こうやると目をつぶってでも、ものの厚みが分かる。こっちから触って弾力をみると、伸びがどの程度あるか分かる。」
革は、乗っているうちに伸びて長さがかわってくるので、まずは革の見極めが重要になります。そして、求められる第一は丈夫さ。馬具作りには、職人の確かな技量が不可欠でした。
革は、乗っているうちに伸びて長さがかわってくるので、まずは革の見極めが重要になります。そして、求められる第一は丈夫さ。馬具作りには、職人の確かな技量が不可欠でした。
農耕馬が少なくなると、馬具の需要も少なくなり、そこで、塩釜さんが思いついたのが、熊除けの鈴でした。折からのアウトドアブームで、年間およそ2千個を製作。馬具作りの技は、鈴を革に取付ける鋲(びょう)打ちに生きています。
「あまり儲からないけど、役には立っているんじゃないかな。空しいよりいいでしょ。空しいっていうか、何やってんだと思うよりは、いくらかでも役に立ってるなあと思えば…。」
「あまり儲からないけど、役には立っているんじゃないかな。空しいよりいいでしょ。空しいっていうか、何やってんだと思うよりは、いくらかでも役に立ってるなあと思えば…。」






