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#80 ボーリングドリラー 高田 誠 (たかだ・まこと)

今回の匠:写真

2007/10/12放送

1935年 長崎生まれ 
全日本チャンピオンを経てドリラーに転身 
日本オリンピック委員会強化コーチを務める


「男は人の面倒を見て勝負する」

ボウリング、というスポーツに馴染みのない人はいないでしょう。今回の匠は、ストライクを取るためのボール作りを極めた高田誠さん。ボウリングのボールに穴をあける、ドリラーです。

穴の位置は、中指・薬指の第一関節が目安、親指との距離を遠くするほど、ストライクを取るのに有利です。
「親指から中指、親指から薬指までの距離。これを、投げる人の手にぴしっと合わせることが非常に大事。」
ボールを投げると、まず親指が穴から離れ、その後で、中指、薬指がボールを押し出し、この時間差が、ボールを回転させるのです。ストライクを狙うには、この回転と、カーブするコースが不可欠。
「自分の作ったボールで感動を与えたい。 曲がった、今まで曲がらなかったのが、曲がったとかね。ストライクになったとか…」

今や匠は、世界一のドリラーとして、本場アメリカでも活躍。ボウリング界の発展を願い、後進の育成にも余念がありません。
「男っていうのは、周りの人間をどれだけ楽にできるか。端(はた)を楽(らく)にするっていうこと、はたらく、ってことはそういうことなんだと、何人の面倒を見られるかで勝負が決まるんだと思います。」

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