#85 七輪職人 脇田又次(わきだ・またつぐ)
2007/11/16放送
脇田又次 プロフィール
1935年 石川生まれ
41歳で切り出し七輪に着手
「太古の遺産をいただいて創る」
能登半島の地下深く、岩壁から四角い石を切り出す男がいます。この石の塊から変身するのが、昔なつかしい「七輪」。脇田又次さんは、能登半島で30年以上も七輪をつくり続けている職人です。
「地球がはじまって、人間が火をつけにかかった時から、これが原点。七輪の炭火焼は最高ですよ、贅沢ですよ。」
「地球がはじまって、人間が火をつけにかかった時から、これが原点。七輪の炭火焼は最高ですよ、贅沢ですよ。」
素材の石は、1200万年前、日本海の海底に堆積したプランクトンが化石化した珪藻土。普通の七輪は、珪藻土を粉にして練って型でぬいて作りますが、脇田さんは、40キロもある珪藻土の石をそのまま彫り込んで制作。大変だけど、それだけの効果があるのです。
「珪藻土の中には、細かい気巧というのかな、目に見えないけれど無数の穴があいていて、スポンジのようで。それが、断熱効果というのか遠赤外線を出している。」
その後、50時間の寝ずの番をつづけて、七輪が焼き上がります。
「珪藻土の中には、細かい気巧というのかな、目に見えないけれど無数の穴があいていて、スポンジのようで。それが、断熱効果というのか遠赤外線を出している。」
その後、50時間の寝ずの番をつづけて、七輪が焼き上がります。
珪藻土を掘り続けて25年が経ち、今では、30メートルの地下に、長さ300メートルの洞窟ができました。
「自然の恵みを頂いているんだから、何とはなしに、むしゃむしゃと使うわけにはいかない。有難さを持たなければならないと思う。」
「自然の恵みを頂いているんだから、何とはなしに、むしゃむしゃと使うわけにはいかない。有難さを持たなければならないと思う。」






