#91 江戸凧絵師 岸田哲弥 (きしだ・てつや)
2007/12/28放送
岸田哲弥 プロフィール
1924年 東京生まれ
幼いころ兄に江戸凧を教わる
本格的な凧作りは40代より
「凧は“うぬぼれ”」
冬の大空に舞い踊る、荒波と鶴。江戸凧の人気の図柄です。江戸凧を作っている岸田哲弥さんが、今回の匠です。
「江戸時代に、町民が大名屋敷の上に凧を揚げて、『そーれ、見ろー』と。まあ、ささやかな反抗心ですか、腹いせですか、ははは。」
庶民の心意気を今に伝える凧絵。流れるような筆さばきは、岸田さんの独学です。見事な鍾馗様の髭が出来上がり。彩色は日本画の染料を使い、光を透過したとき、最も青空に映える鮮やかな色を作り出します。軽量化のため、凧を支える骨はきれいに間をくり抜く。これも、岸田さんにオリジナルアイデア。単に伝統を継承しているだけではないのです。
「表から見てたら分からないです。裏から見ると、随分手間のかかる仕事してんだなあと。人が『おお、これは凄い』というようなものを作ってみたいなあと思ちゃいましてね。」
「まあ、うぬぼれっていいますか。自己満足っていいますか。少しでも大きくて、少しでもいい絵で、格好よく揚がると…『どうじゃ!こんなことあんたらに出来るか~』と。これがうぬぼれでしょうよ。一生懸命作られたら、誰だって上手になるんですけど。」
「まあ、うぬぼれっていいますか。自己満足っていいますか。少しでも大きくて、少しでもいい絵で、格好よく揚がると…『どうじゃ!こんなことあんたらに出来るか~』と。これがうぬぼれでしょうよ。一生懸命作られたら、誰だって上手になるんですけど。」






