#95 車いす製造技術者 石井重行(いしい・しげゆき)
2008/1/25放送
石井重行 プロフィール
1948年 千葉生まれ
1988年 OXエンジニアリング設立 車いすの開発を始める
「ストーリーを 思い浮かべて」
今回の匠は、競技用から生活用まで、数多くの車いすの開発を手がけてきた石井重行さんです。かつては、オートバイ部品の製造をしながら、テストライダーをしていた石井さん。走行中の不慮の事故が、彼を車いす作りへと向かわせました。
「自分だったら、こういうのが欲しいよという部分が、いちばん最初にあったわけ。無いから作るしかないでしょ。で、作ってみようかと…」
「ブレーキ一つをとっても、調整ができない…効かなきゃ効かないまんま。」
タイヤの空気が減っても、ベストな状態でブレーキがかかる調整機能、ウレタン製のゴムを内蔵したサスペンションで乗り心地も改善、オートバイの技術を活かし、軽くて強いフレームを作りました。
スポーツ競技用の車いすにも果敢に挑戦。
「スポーツ用をやることによって、究極のところを目ざしているので、その中に、必ず生活用の車いすに取り入れるものがあるんです。常に難しいことをやっているわけだから、難しさの中から得たものが活きてくるかな。」
車いすのある生活に、夢を与える…。100色以上選べるカラフルな塗装は、それまでの常識を覆しました。車いすと伴走できる自転車も開発。
「自転車なんかやっぱり、車いすと一緒に走っている映像が、頭の中に浮かんでくる。朝方、池があって、その脇を自転車と一緒に、どっちか、肩、手をかけて、散歩している姿なんて、思い浮かべただけで最高だね。」






