孫穎莎 | SUN Yingsha
生年月日
2000年11月4日
出身地
中国
戦型
右シェーク両面裏ソフトドライブ型
世界卓球2019ハンガリーで初代表となった中国期待の若手で、日本の黄金世代トリオと同じ年の18歳。
2017年のワールドツアー・ジャパンオープンでは、16歳にしてツアー初出場・初優勝という衝撃のデビューを果たし、続く中国オープンも劉詩雯をストレートで下して、決勝で丁寧に敗れるも準優勝。世界ランキングも圏外から一気に10位にランクインした。
2017年のアジアジュニアで4冠、世界ジュニアでも3冠を達成し、2018年のユース五輪でも平野美宇との接戦を制して、団体とシングルスで優勝。同世代では頭ひとつ抜けた実力を持っている。
その後は、大きなタイトルには恵まれていなかったが、世界卓球2019ハンガリーの中国代表第一次選考会では15勝0敗の1位通過を果たすと、上位陣を加えた最終選考会も8勝3敗の2位で代表権を獲得。この時点でシングルスのエントリーは未定だったが、結果的には世界ランキング2位の朱雨玲が外れ、孫穎莎のシングルスエントリーが決まった。怖いものなしの新星が今大会の台風の目となる可能性は十分にある。
右シェーク両面裏ソフトドライブ型。小柄ではあるが全身を大きく使ったダイナミックなドライブが魅力で、特にフォアストレートに打ち抜くフォアドライブの決定力は抜群。一時期、中国ナショナルチームの集合訓練で「仮想・平野美宇」のトレーナーとして参加していたことでも知られているが、現在は本家を超える力を備えつつある。