日経スペシャル ガイアの夜明け・毎週火曜夜10時放送・闘い続ける人たちの物語
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日経スペシャル「ガイアの夜明け」 1月18日放送 第144回

優駿の叫び ~存続か廃止か 揺れる地方競馬~

走っても走っても勝てないことで大人気となった"ハルウララ"。今年3月、スタージョッキー武豊騎手が騎乗して、高知競馬場は過去最高の売り上げを記録した。しかし、"ハルウララ騒動"は苦境の地方競馬で生まれたドラマだ。宴の後で、地方競馬場には厳しい現実が広がる。
 不況により地方競馬の運営はどこも苦しい。01年度から03年度にかけて6つの競馬場が経営不振で閉鎖された。昨年度は21の主催者のうち、17が赤字だった。栃木県の宇都宮競馬場が本年度末での廃止が決まり、名馬オグリキャップを生んだ岐阜県の笠松競馬場も今年度での廃止が濃厚。ハルウララの人気で昨年度はなんとか黒字になった高知競馬場も、今年度の前半は再び赤字に逆戻りして、存続の危機にさらされている。
 戦後復興のために始まった地方競馬。収益の一部は地方自治体の財源となり、主催する県や市の福祉などに使われる。しかし、多くの競馬場がバブル期をピークに売り上げが減少し、収益を出すどころか、累積赤字ばかりが増えつづけている。
 地方競馬の危機には、「不況」だけでなく、「中央と地方」の問題、自治体経営による「官業の失敗」などが原因として横たわる。数年で担当が替わる自治体に「競馬のプロ」はいない。やっかいな問題は先送りされてきた。県民・市民にも当事者意識はない。地方競馬が抱える問題は日本の縮図ともいえる。
競馬場が廃止されれば、そこで働く騎手・調教師ら関係者が職を失う。馬の生産地が打撃を受ける。巨額な累積赤字は県民や市民の税金にのしかかる。なにより、これまで築いてきた日本の馬文化が衰退する。
番組では、地方競馬の存廃をめぐる現状を取材し、背景にある問題点をあぶりだす。そして、そこに生きる、調教師・騎手・生産者・馬主たちの人間ドラマを伝える。

内容

【廃止か存続か!? タイムリミットは大晦日】

9月28日、群馬県の小寺知事は「高崎競馬は廃止せざるを得ない」と表明した。1923年設立の高崎競馬場は、2004年12月31日のレースを最後に81年間の歴史に幕を閉じることになった。高崎競馬場はこれまで収益金約182億円を自治体に納めてきたが、ここ数年は赤字続き。今年度末の累積赤字は58億円に膨らむ見通しとなっていた。
しかし、廃止で職を失う調教師や騎手ら競馬場で働く人たちは必死で存続を訴えていた。「どこの競馬場も苦しいから受け入れ先がない。この年では他の仕事を始めるのも難しい」高崎競馬で23年間走りつづけている茂呂菊次郎騎手(42)はそう話す。「自治体の経営責任は問われず、我々現場だけが切り捨てられるのか」木村昌志調教師(45)は憤る。
そんな中、家族の生活に危機感をもった木村調教師の妻・美代子さんは、プロ野球参入問題で話題となったIT企業の「ライブドア」に救いを求めてメールを送った。1月に施行される改正競馬法では初めて競馬業務への民間参入が可能になるからだ。2日後、なんとライブドアから「関心がある」との返信。それを機に、木村夫妻と茂呂騎手らの「逆転存続」に向けてのプロジェクトが始まった。
 11月10日、ライブドアの堀江社長が小寺知事を訪問。ネットを活用した馬券販売やレース中継などのアイデアとともに共同出資を申し入れた。しかし、一度廃止を決定した県の役人たちの対応は厳しい。
2005年、高崎競馬は存続できるのか、このまま廃止なのか。今後、仕事や生活はどうなるのか。悩みながらも日々の馬の世話やレースに追われる、木村夫妻と茂呂菊次郎騎手の3ヶ月に密着した。


【新キャラクターはSMAPの中居くん! ~JRA独り勝ちの裏側~】

日本中央競馬会(JRA)は2005年のメインキャラクターにタレントの中居正広さんを起用することにした。毎年、有名なタレントを使って派手に宣伝をするJRAは、苦境の地方競馬を尻目に独り勝ちのような状態だ。
そもそも日本は、競馬の主催団体が中央と地方に分かれる世界でも珍しい国だ。中央競馬は、1862年に横浜の居留外国人が始めた洋式競馬に端を発する。戦後の1948年から政府自らが国営競馬として開催。その後、特殊法人の日本中央競馬会(JRA)による開催に代わり、売り上げの10%を国庫納付金として納めている。
一方の地方競馬は、古くは全国各地の神社の祭典で奉納された神事が源とされる。戦後、地方自治体の復興策のため、都道府県や市町村が開催することになった。売上金は各自治体の独自財源となっている。
しかし、JRAも実際には1997年をピークに売り上げは右肩下がりだ。派手な宣伝も、その裏にはファンの減少を食い止めようとする必死の経営戦略があった。「民間のノウハウを入れなければ生き残れない」とする、JRAの取り組みを取材した。


【売れる馬を作れ! ~日本最大の馬産地はいま~】

北海道・日高地方は年間約7000頭を生産する日本最大の馬産地だ。馬の多くが全国の競馬場に送り込まれているが、地方競馬の相次ぐ閉鎖が農家の経営を直撃。馬の生産をやめて牛や野菜などに転業する人が増えている。彼らは口を揃えて言う、「夢でメシは食えない」と。
門別町で牧場を営む森本隆彦さん(29)は神戸の園田競馬場で8年間厩務員として働いていたが、2年前、父・勝則さん(57)の跡を継ぐために戻ってきた。その森本牧場は経営難で8千万円の借金を抱えていた。馬を金儲けの道具としか見てこなかったこれまでの農家のあり方を否定し、大事なのは愛情を注ぐことだと訴える隆彦さん。馬をセリに出すまでの1年間、ただ放牧するだけでなく、1頭1頭、計画をたてて運動させるようにした。
10月、今年最後のセリがまもなく行われようとしていた。森本牧場から出す5頭の中で、隆彦さんの自信作は「チャンネルワン」。設定価格を450万円で行くことに決めた。ところが、いつものように運動させていたとき、馬の足に傷をつけてしまった…。
 
     




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