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日経スペシャル「ガイアの夜明け」 3月22日放送 第153回

「勝つ工場」 ~甦るメイド・イン・ジャパン~
1990年代、安価な労働力を求めて日本の製造業が選んだ道は中国進出だった。しかし、その先に待っていたのは産業空洞化だった。このまま「ものづくり」大国・日本は崩壊してしまうのか。今、新局面を迎えて日本の工場が動き出した。はたして「メイド・イン・ジャパン」は甦えるのか? 厳しい国際競争を勝ち抜くための新たな工場の姿を、現場から探る。
【セル生産の進化に挑む・キヤノン】
昨年10月。キヤノンが130億円をかけて建設した世界最新鋭のデジカメ工場が大分で完成した。「銀座の一等地でモノづくりする」に等しいと言われる日本国内での工場経営。
しかし、キヤノンは国内生産には大きなメリットがあると言う。そんなキヤノンは"勝ち組"であり続けるため、得意とする「セル生産」のさらなる進化に挑む。2ヵ月ごとに新商品を投入しないと飽きられる現在のデジタル家電市場で、キヤノンのセル生産は驚くべきスピードモデルチェンジを実現してきた。新工場の立ち上げから初出荷までに密着。脅威のスピード生産の秘訣に迫る。
【工場再生請負人の処方箋】
「今日からオレはやるぞ! やってみてから考えろ!」――。岐阜県長良川の堤防からこんな大声が聞こえてくる。工場経営者のかけ込み寺、PEC産業教育センターの研修風景だ。"工場再生請負人"の異名を持つ所長の山田日登志さん(65歳)は大手エレクトロニクスメーカーなど名だたる企業を指導。徹底したムダ取りで生産効率のアップをはかり、倒産寸前の工場を次々と黒字に立て直してきた。7月、山田さんのもとに42名の工場経営者が集まってきた。半年間かけて彼らは工場復活の極意を学ぶ。そして山田さんは全国の工場から請われて現場の改革を指導する。
失われた「もの作り」の活力を甦らすために、山田さんが打ち出す処方箋とは?
【女性社長が率いる"天空"の工場】
創業わずか10年、並みいる大企業を抑えこみ業界シェアトップに迫る基盤検査機メーカー、サキ・コーポレーション。この新興メーカーを率いる秋山咲恵さん(42歳)は語る。「製品の企画から量産までのスピードで世界一を目指す」。そのために彼女が工場を作った場所は、なんとレインボーブリッジを望む高層ビルの31階…。そこにはある理由があった。"天空"の工場で若き女社長が「モノづくり」の常識を覆す。
【町工場生き残りのカギは「連携」】
中小企業の設備投資伸び率は1.7%。今なお暗いトンネルを抜け出せない全国の町工場…。そこに一筋の光を灯すのは東成エレクトロビーム社長・上野保さん(65歳)。町工場が生き残るために彼が導き出した戦略は「連携」。それぞれの町工場が持つオンリーワン技術、それを結び付けて連合体を作り、大企業と対等に渡り合うのだ。はたして「町工場軍団」に夜明けは訪れるのか?
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