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日経スペシャル「ガイアの夜明け」 6月13日放送 第216回

「どん底から這い上がれ ~中小企業再生物語~」
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巷にあふれる景気拡大感。しかし、中小零細企業の倒産数はなかなか減らない。信用調査会社によると、2005年度の企業破産件数は過去最多で、特に小規模企業の増加が目立つという。多くの中小零細企業経営者にとって、景気回復の実感はまだ余りないのが実情だ。ヤミ金融業者に追われ、すべてから見放された女性社長、老舗ホテルの経営が悪化して風前の灯の状態に陥った2代目社長・・・。それでも誰もが、再生への一筋の光明を目指して歯を食いしばっている。一方、景気回復を追い風に、大手金融機関が中小企業への融資に本腰を入れ始めた。
企業数で見れば、日本全体の99%以上を占める中小零細企業。その再生への道のりを追う。
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東京都内で、小さな食品輸入会社を経営する女性社長。中国から鶏肉や食肉加工品を輸入し、年商20億円を上げていた。そこへ襲った鳥インフルエンザ騒ぎ。鶏肉の輸入は禁止され、会社の経営は一挙に傾く。資金繰りに詰まったところにかかってきた一本の電話。ヤミ金融業者からの融資の誘いだった。年利数百%という違法金利で、借金は一挙に膨れ上がった。
一時は自殺まで考えた女性社長だが、「何とか商売を続けたい」との一心でヤミ金融業者に立ち向かい、多重債務からの脱出を決意する。さらに闇金との戦いを終えると、銀行を走り回って事業継続のため資金繰りに奔走する。果たして、再生することが出来るのか?
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| 【中小企業再生請負人“ターンアラウンド・スペシャリスト”密着】 |
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中小企業の再生を専門とするコンサルタント会社、セントラル総合研究所。森田耕一朗さんはそこの「ターンアラウンド・スペシャリスト」と呼ばれる企業再生の専門家だ。かつて、自らの経営する中小企業を倒産させてしまった経験を持つ。
森田さんが取り組んでいるのは、東北にある老舗ホテルの再生。今、このホテルは多額の債務を抱え、メーンバンクから売却を迫られている。しかし社長は、売却せず何とか再生させたいと考えている。
森田さんは、多額の債務を圧縮してホテルが生き残る秘策を示した。メーンバンクは、森田さんの提案に乗るのか? そして、ホテルの社員たちの反応は? ターンアラウンド・スペシャリストと老舗ホテル社長の再生劇を追う。
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| 【中小企業融資市場をつかめ!大手金融機関の新戦略】 |
景気回復が本格化する中、大手金融機関が中小企業への融資に本気で乗り出している。みずほ銀行は、中小企業融資専門の「みずほビジネス金融センター」を全国に設立。元・信金マンなどを大量に雇い入れ、これまで余り手をつけていなかった中小企業融資という新市場の開拓を積極化している。
一方、かつては不動産一本やりだった融資の際の担保についても、新たな考え方が現われ始めた。政府系金融機関である商工中金(商工組合中央金庫)は、養豚場の豚や地場で生産された高級ワインなどユニークな物に担保を設定し、中小企業の資金需要にこたえようとしている。
こうした融資動向の変化は、中小零細企業に潤沢な資金をもたらすことになるのだろうか。
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