| 日経スペシャル「ガイアの夜明け」 12月31日放送 第244回

大晦日特別版
「団塊世代とニッポンの生きる道」
(2006年12月31日 21:30~23:30 放送)
あと数時間で新年、2007年―。
大きな節目を迎える人たちがいる。1947年(昭和22年)に生まれた大きな“塊”の人たちだ。来年60歳、サラリーマンとしての定年を迎える。し烈な受験戦争をくぐりぬけ、ビートルスやグループサウンズに熱中し、日本の高度経済成長を支えた団塊の世代(1947年~1949年生まれ)。彼らの大量定年退職がいよいよ始まるのだ。
番組では、退職後を見据えて動き出した人たちを追う。生まれ育った故郷に戻ろうと考えている人や、「生涯現役」とばかりになお働こうと模索する人、「もう通勤電車には乗りたくない」とリタイアして海外に移り住もうと考える人…など。こうした一人ひとりの模索が、これから超高齢化社会を迎える日本に新しい道を切り開くことになるのか…!?
番組では、団塊世代が生きてきた時代を当時の映像などを交えてノスタルジックに振り返りつつ、“第2の人生”のスタートをリアルに見つめる。 |

番組として、初めてスタジオトークが登場する。各界から団塊の世代のゲストを招き、トークを展開。ゲストたちが思い出を語りながら、これからの生きる道を考える。
<トークパート出演者>
進行:池上彰さん(元NHKキャスタ-)、塩田真弓(テレビ東京キャスター)
ゲスト:武田鉄矢さん(俳優・歌手)、酒井和歌子さん(俳優)、残間里江子さん(メディアプロデューサー)、伊藤洋一さん(住信基礎研究所主席研究員) |

人生80年の現代。ある調査では、定年退職後も仕事をしたいという人が、8割にも上ったという。その生きる道とは…。
◎ドキュメント定年退職
トヨタ自動車のグループ会社でボディ製作一筋40年の神谷正巳さんは、戦後のモータリゼーションを支えた金の卵の1人。自動車のボディの凹凸を手で見分けることができる「神の手を持つ」と称される技術者だ。その神谷さんが定年退職を迎える。実は、この会社ではすでに大量退職が始まっていて、20人ほどの合同退職式が毎月開かれている。団塊世代にちょっと先んじて定年退職を迎えた神谷さんの記念すべき1日を取材した。
◎新たな道へのチャレンジ
定年退職してから2ヵ月ほど悠々自適な生活をしていたら、「何かしなければ」と焦り出した元大手企業営業マンがいる。そんな彼の目に飛び込んできたのが、「団塊世代向け居酒屋」のオーナー店主募集の告知。相談した友人たちからは、「恥をかくぞ」などとおどされるが、「新しいことにチャレンジしてみたい」と反論する。本当にできるのかと自問自答しながら、第2の人生を模索する姿を追う。
◎熱烈歓迎する中国メーカー
団塊の世代に熱い視線を送っているのが、中国だ。「低価格」路線から、「高付加価値」のものづくりへと発展したい中国メーカーにとって、定年を迎える有能な日本の技術者は、のどから手が出るほど欲しいところなのだ。日本の人材会社の斡旋で中国・福建省のメーカーを訪れたある技術者に同行した。技術者は「あなたが必要だ」と中国側から熱烈歓迎されるが、年俸などの待遇をめぐって交渉が紛糾する事態に…。
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◎海外でロングステイ
「夢の海外生活」を求める人たちも多い。海外移住と言えば、ハワイ・オーストラリア・カナダが“御三家”と呼ばれ主に富裕層に人気だが、一方で、現実的な海外暮らしを実現できる「ロングステイ」が注目されている。日本の家を維持しつつ、生活費の安い東南アジアで、年金支給額の範囲内で暮らしていこうという道だ。マレーシア・タイ・フィリピンが「新御三家」だという。視察ツアーに参加した団塊夫婦を取材する。
◎田舎暮らし
定年後は、サラリーマン生活を送った都会を離れて、地方でのんびり暮らしたいと考える人も多い。
12月、大阪から高知へと向かう男性の姿があった。来年4月に定年退職を迎える沖さん(59歳)だ。定年後は、生まれ育った故郷の高知へとUターンする計画で、その準備のための里帰りなのだ。
一方、1年前に早期退職して横浜から福島県泉崎村へと移住したのが井出さん夫妻。当初、「景色が素晴らしい」と惚れ込む夫に対して、妻は「私はそうは思わない」と素っ気なかった。しかし、1年ぶりに取材のため夫妻の元を訪ねると、妻の顔には笑顔が…。人気になっている田舎暮らしの実像を追う。
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