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”使い捨て”雇用を問う ~働くものに明日はあるか 第3章




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日経スペシャル「ガイアの夜明け」 9月9日放送 第330回

"使い捨て"雇用を問う ~働くものに明日はあるか 第3章

物流倉庫での商品仕分け、弁当工場のおかず入れ、ビルの清掃係‥。人手のいる単純作業を、「日雇い」派遣に頼る業界は、多岐に渡る。もはや日本の産業界に組み込まれた労働システムと言っても過言ではない状況だ。
6月25日。人材派遣最大手・グッドウィルが、「日雇い派遣」事業の廃業を発表。二重派遣や港湾地区への派遣など違法な派遣が発覚し、2人の逮捕者を出したことがきっかけだ。これまで、「日雇い」派遣という働き方をめぐっては、ワーキングプアの温床、格差社会の象徴、労働者使い捨て・・・マスコミなどの批判にさらされてきた。そして、政府が規制に動きだす事態にまで発展した。現在、与党は原則禁止の方針で法案をまとめ、秋の臨時国会に提出予定だ。しかし、「日雇い派遣」禁止は、実態経済に即した問題解決となるのだろうか? 日本の産業界の底辺に広く浸透している、短期の人材派遣が消えていく・・・。日雇いでの働き方を選択した人々と、彼らを必要とする企業などからは、今後の生活や事業の見通しに危機感を持つ人も多い。「日雇い派遣」が日本の経済システムに組み込まれている実態を見つめ、日本の労働市場のあるべき姿を模索していく。


【"日雇い経済"の闇… グッドウィル支店長の告白】

「毎日、労働力を求める企業の対応と、スタッフの確保に追い立てられて…。家に帰れないんですよ」と話すのは、グッドウィルの都内某支店で働く20代後半の支店長。入社して1年あまりで支店長に昇進、残業は月間100時間を超え続けた。派遣スタッフの確保と、取引先の仕事をマッチングさせる仕事は、常軌を逸したものだった。人が集まらなければ、取引先からは、「お前が来いっ!」と怒鳴られ、他の日雇いスタッフと共に作業をしたことも。もちろん、タダ働きだ。社内では法令順守よりも、売上至上主義が徹底されていたという。
労働者派遣法は1999年に原則自由化され、日雇い派遣は、低コストで人材を確保したい企業と、自由な働き方をしたい人々のニーズもあり急拡大した。しかし、低賃金で労働者をこき使う企業や、危険な仕事を任せる違法な派遣がまかり通るようになった。そして、2008年夏、日雇い派遣制度は禁止という新たな規制がかけられることになった。好むと好まざるとに関わらず、日雇い派遣にどっぷりと浸かってきた日本企業、労働者たち。そして彼らの間に入り仕事を回し、自身も急成長を遂げたグッドウィル。廃業を迎える直前の7月下旬、これまで取材をいっさい受けてこなかったグッドウィルの社員・支店長たちが、カメラの前で語り始めた。彼らが語る言葉の中には、希望の見えない、日本の労働市場の闇が広がっていた。


【潜入!派遣村・・・違法業者が群れる物流地区】

千葉県・某駅。JRや地下鉄など5線が乗り入れるターミナル駅だ。午前7時すぎ。通勤ラッシュと逆行するように、この駅に人が集まってくる。多くは20代から30代の男性だ。その数、約100人。派遣会社の男たちが、次々とワゴンに乗せ連れだした。このエリアは、企業の倉庫や物流拠点が多くある。彼らはそこで、商品の搬出や仕分けなどの仕事をしているのだ。繁忙期と閑散期で仕事量が圧倒的に異なる物流地区は、日雇い派遣労働者に頼らざる得ない現実がある。
ここに集まる若者たちに話を聞いてみると・・・、「きょう、どこでどんな仕事をするか聞いていません」「時給?いやまだ聞いていません」など、法律で定められている「労働条件の明示」をされていない人々が殆どだ。
取材班はこの駅周辺エリアで、約1ヵ月間、違法な日雇い派遣をしている業者に取材を試みた。違法派遣を常態化している業者は、実はまだ沢山あるのだ。
日雇い派遣を手がける会社は、全国で約15000社。1999年の原則自由化後、06年度の派遣労働者の数は、321万人と10年前の4倍以上に増えた。
グッドウィル廃業を契機に、政府与党、野党も含め日雇い派遣に対して、一斉に禁止の方向で足並みはそろっている。これに対応して、大手の倉庫・運送業などでは、直接雇用に切り替えるなどの対応策をとり始めているものの、繁忙期に必要な人員だけ欲しい中小企業からは、コスト高からこれではやっていけなくなると悲鳴にも似た声が聞こえ始めている。それだけ、水面下では違法な日雇い派遣業者が跋扈しやすい環境にもなっているのだ。グッドウィルを廃業させただけでは、問題は解決しない・・・。日本の労働市場の抱える問題点と、改善点を描いていく。


【”使い捨て”雇用との闘い フリーターVS企業 120日闘争の結末】

今年5月、ガソリンスタンドのアルバイトとして働く勝間田翔さん(26)の闘いを放送。視聴者からは200通を超える賛否両論のメールが届くなど、反響を呼んだ。
未払いの残業代や深夜手当て、そして解雇の撤回を求めて、フリーターの労働組合を立ち上げて、会社との団体交渉に臨んだ勝間田さん。
数回に渡る会社との団体交渉は、双方の主張が対立し決裂してしまった。5月、会社との決着がつくまで、勝間田さんは仕事を休んで闘う覚悟をした。労働組合のバックアップを受け、東京地裁の労働審判という法廷の場で決着をつけることにしたのだ。そして、7月中旬。ついに、2回に渡る労働審判を経て、裁判所から結論が出た。果たして、どんな結末が待っていたのか? 彼はこの闘いの結末に何を感じ、どんな働き方を選ぼうとしているのか?
格差社会のニッポンでの働き方を問うべく、120日に渡る闘いの結末とその後を取材した。






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