| 日経スペシャル「ガイアの夜明け」 10月21日放送 第336回

気になる“ニオイ”にチャンスあり
~拡大する香りビジネス~
今、口臭や体臭など自分のニオイを気にする人が増えているという。
中でも中高年の間では「加齢臭」が大きな悩みのようだ。
おかげで、消臭グッズは今、大人気で、ある男性化粧品専門店だけでも200種類以上の商品が発売されているという。
こうしたニオイに敏感になった現代社会を背景に、ニオイを商機と捉える動きが加速している。
嫌な臭いや悪臭を解決する「臭気判定士」というプロフェッショナルも登場。
焼鳥店や、工場などからの悪臭の苦情が出ると、すぐさま現場に出向き、悪臭の原因をつかみ、解決していくのだという。
一方、嫌な臭いを解消するだけでなく、良い匂いを活用し、ビジネスにつなげようという動きも出てきている。
例えば、カレーの匂いを再現して出す装置を作り、そこにカレーがなくても買い物客に、匂いでアピールする作戦だ。
さらに、聴覚障害の方向けに「ニオイで火災をしらせる、わさび警報機」
などの開発も進んでいる。
市場規模、年間およそ2000億円と言われる、ますます進化を遂げる
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今、特に若い人の間で自分のニオイを気にする人が増えている。
一日に何度も歯をみがき、帰宅後スーツに消臭スプレーをかけ・・・。
そんなニーズに応えて作られたのが男性化粧品専門店「クオミスト」だ。
「プラザ」でお馴染みの「プラザスタイル」が仕掛けたお店で、
臭い対策商品だけでも、取り扱いは200種類以上に及ぶ。
消臭ビジネスの今を取材。
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町を歩きながら、「クンクン」と臭いをかぎまわる人たちがいる。
臭気判定士という臭いの専門家たちだ。臭気判定士とは、1996年の悪臭防止法の改正によって創設された、国家資格である。
そんな臭気判定士を多く抱え、嫌なニオイを解決する「カルモア」という会社がある。社員21人中16人が臭気判定士の資格を持っている。
彼らを束ねているのが部長の村岡昌憲さん。「臭いはいくら口で説明してもわからないので、若手には実際に嗅ぐように言っています。首を突っ込む前に鼻を突っ込めが社訓です。」
様々なお店、ビル管理会社、工場、住民などから臭いの解決のため依頼が来る。
「ビルの下の階にある飲食店から煙と臭いがあがってきて、どうにかして欲しい」そんな苦情で駆けつけ、臭いの解決にあたるのだ。
その臭気判定士たちの活動に密着した。
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2005年に「チャーリーとチョコレート工場」が上映された時に映画館で上映にあわせてチョコレートの香りを漂わせて、臨場感を出すという試みがなされた。
今、広告の世界ではこれまでの視覚や聴覚に訴えるだけではなく嗅覚に訴える広告が注目され始めている。
例えばスーパーマーケットでのカレールーの販促で売り場に特殊の機械を使ってカレーの香りを漂わせ、買い物客にアピールしようという戦略だ。
香りを使ったビジネスの最前線を追う。
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香りで社会貢献を目指す企業もある。「シームス」という会社だ。
実は社長の漆畑直樹さんはやや聴覚障害があり、そのため「ニオイ」を役立てることはできないかと考えた。
こうして開発されたのが「携帯電話のメール着信を香りで知らせるストラップ」や「香りで起こす目覚まし時計」などだ。
そして今開発中なのが、ワサビのニオイを使った「臭気警報機」だ。
実は聴覚障害の方は火災警報器に気づかない恐れがあるのでビジネスホテルなどで宿泊を断られることがあるのだという。
果たして「臭気警報機」は寝ている人を起こし、危険を伝えることに成功するのだろうか?
また、漆畑さんは、がんなどの病気にニオイがあることに着目。
ニオイで病気を診断する「がん探知センサー」も開発中だ。
その知られざる開発の現場を取材。
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