日経スペシャル「ガイアの夜明け」 9月7日放送 第433回 最新ツールで集客せよ!~あなたを買う気にさせる新戦略~
モノが売れない時代をいかに乗り切るか?移ろいやすい消費者を確実に捉え、コストも掛けずに商品を売りたい…。店舗の売り場や企業や商店街で、新しい販売のツール(道具)を使った試みが始まっている。JR東日本が導入するのは、日本初「お客に商品を薦める自販機」。極秘開発を続けてきたこの自販機、購入者の属性を瞬時に判断して、好みと思われる商品を自ら売り込むのだという。自販機の常識を覆す最新機を、なぜJRが開発するのか…?その戦略の全貌を独占取材。一方、ネットの世界では、いま流行りの「つぶやく」コミュニケーション「ツイッター」に注目。このインターネットの新ツールを武器に、新たな集客作戦が進行していた。シャッター商店街に悩む店主たちが、ツイッターに初挑戦。消費不況に負けず、積極的に打って出る人々の知恵と工夫は、消費者のココロを捉えられるのか?
飲料業界に大きなインパクトを与える、自動販売機が登場した。開発したのは、JR東日本の子会社、東日本ウォータービジネス。コーヒーやお茶の缶や、ペットボトルは陳列されていない。あるのは、タッチパネル式の液晶画面で、商品は画像で“陳列”されている。さらに、利用客が「どんな年代で、男性か女性か?」などの属性を、認識してお薦めの商品を画像で提案する機能までついている。近くにお客がいないと判断すれば、画面は自動的にPR用の映像などに切り替わるという優れものだ。通常の自販機より、5倍の開発費が投入されたというが、単なる機能の進化ではなく、飲料業界全体を揺るがす戦略が隠されていた…。これまでJR東日本内で極秘開発が続けられてきた最新自販機。開発から導入までを、独占取材した。
アメリカでわずか創業2年で300億円もの売り上げを達成した、驚異のネットベンチャー企業がある。その名もグルポン。この会社は、おもにレストランなどの飲食店を対象に制限時間内に利用者が集まれば、大幅な割引特典が得られるクーポンを提供するサービスで急成長している。特徴はインターネットの特性を最大限駆使していること。人手を使って大量に配布する従来の紙のクーポン券などとは違い、インターネット上で情報を流すだけで、何百人単位の人々が短時間でクーポン券を購入してくれる。割引を求める客と、店の集客につなげたい店側の双方にとって「おいしい」関係を提供する場になっている。アメリカのグルポンは、日本でのサービスを今秋にも開始する予定で、準備に入っている。消費不況が長引くニッポンで、新たな販売促進の手法として定着するか?動き出した、新手の集客サービスの真贋を追う。
京の台所・錦市場。全国的にも有名な錦市場でも、「買い物客の財布の紐が固い」と商店街の今後に危機感を持つ店主が増えている。そこで取り組んだのが、「つぶやき」作戦。ネット版「口コミ」とも言える「ツイッター」を活用して、昨秋から商店会ぐるみで集客を試みている。商店会の約1割の店舗が日々積極的につぶやいている。パソコンすら触ったことのない店主にも、若手が研修会を開催。昔ながらの対面販売だけでなく“デジタルツール”も積極的に取り込んでいこうと、悪戦苦闘している。真夏の大イベント「祇園祭り」に絡めて、「つぶやき」作戦を展開する店主たち、その成否は? 一方、三重・伊賀上野。商店街には、シャッターが下りたままの店が目につく典型的な地方都市だ。実はこの街に、3万2000人という驚異的な閲覧者はいる「ツイッター名人」がいた。通信販売の自転車ショップを経営する林さん。会社は町の商店街にあるかと思いきや、山の中…。そんな林さんに、地元の活性化策に悩む商工会が、ツイッターを使った集客作戦を持ちかけた。ツイッターの効力を理解できない店主たちも参加する中、思いもよらない事態が…。