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2016年7月12日放送

勝海舟の書

鑑定依頼人安田剛太郎さん
鑑定士 増田孝
ジャンル 古文書
本人評価額¥ 500,000
エピソードお宝は無二の親友から貰ったもの。大学生時代、いつも長靴を履いている蛮カラな学生がおり、面白そうな奴だと安田さんから声をかけたのがきっかけで仲良くなった。卒業後も会社が近かったこともあり交流が続いたが、15年前のある晩、親友が突然家を訪ねてきて「俺はガンを告知された。」と告白。そして持っていた大きな包みを差し出し、「定年退職後、この品物を売って、お前と二人で旅行でもしようと思っていたが、俺はもう行けそうにない。お前にやるから一人で旅行でもしてくれ…」。親友はその一ヶ月後他界。以来、形見として部屋に飾ってきたが、その価値がずっと気になっている。
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鑑定士総評

勝海舟自筆の扁額に間違いない。中国の南宋末期から元にかけての軍人、文天祥の漢詩の一部が書かれている。文天祥は元のフビライから忠臣の鑑と認められた人物で、勝海舟も尊敬していたのではないか。依頼品はおそらく明治に入ってから、比較的穂の短い新しい筆で書かれたもので、「江水長」というような字の続き具合のところに非常に細い線が出てくるのは、良い筆を使っているから。「長」という字などは筆の腹をぐっと押しつけ、非常にどっしりとした感じで書かれている。全体の構成も定規で測ったかのようにきれいに空いており、実に達筆。

※当番組の鑑定結果は独自の見解に基づいたものです。 ※サイトのデータは、2010年1月放送回からのものです。

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