諏訪中央病院 名誉院長
鎌田 實(かまた・みのる)
「医療・がん難民」「医師不足」「過剰労働」「地域格差」「情報格差」「診療報酬改定」
「医療過誤」「病気腎移植」...
現代医療を取り巻く問題は、解決策を見出せず、いま尚その根を深くしている。
そんな中、地方に病院を構えながらも、全国から医師・患者が集まる一人の医師がいた。
鎌田實―――
1948年、東京に生まれる。
大学卒業後、全く縁のない長野県・諏訪中央病院に赴任(内科医)。
当時、その病院は赤字4億円を抱えていた上、長野県は脳卒中死亡率全国2位。
そこで鎌田は「住民とともに作る医療」を目指し...
(1)薬・注射を減らす
(2)予防医療の推奨
などを徹底。結果、病院は再生し、医療費も全国で最も安い地域となる。
鎌田のこうした努力が、寝たきり老人のデイケア、訪問入浴など、当時制度として確立されていなかったサービスへと実を結ぶ。
「医学は生物学とは違い、人間科学である。人間の疾病を部品の故障というようなデカルト的なとらえ方をせず、対象の個別性やその人が生きてきた歴史に配慮し、それぞれの『生きている意味』を尊重して、治療していくべきではないだろうか」
「ぼくら医療者はつい、肺炎という疾患だけをとり出して、入院が必要という常識を振りかざしてしまう。彼は自分の命全体を見つめながら、多様なファクターを多重に分析し、入院が必要かどうか考えていた。ぼくら医療者はこの患者のわがままをもっと大切にしなければいけない」
そこで、30年以上、医者として患者に向き合ってきた鎌田に聞く。
鎌田式「がんばらない」の、本質は何か?
鎌田はどのように患者と向き合い、治療しているのか?
医師は患者の、何を見るべきなのか?
いま医療が抱える問題を、どう捉えれば良いのか?
―――鎌田の目に、日本の未来はどう映っているのか。
社長の金言
大変な状況にいる人にいつもシンパサイズするというか、自分は何が出来るだろうかって考えてそうすれば、患者さんから信頼される良医になっていく。そして、技術を磨けば、それが名医になっていくんじゃないかな
RYU'S EYE
座右の銘















