トップリバー 社長
嶋崎 秀樹(しまざき・ひでき)
トップリバーは農業を志す都会の若者たちを社員に採用して急成長を遂げる農業の会社。
社員たちは皆、Iターンの転職者たち。社長の嶋崎秀樹も元製菓メーカーの営業マン。
生産物はレタス、白菜など。嶋崎社長は一切農作業をせず、営業に専心する。
若者たちは朝4時には出社、5時から畑で農作業開始。
朝食は畑で済ませ、昼の2時間の休憩を挟んで、夕方5時まで働く。
農作業を終えると夜は事務所で作物の生育状況、これからの作付け計画、収穫の適期などを話し合う。
そんな厳しい労働だが、皆、生き生きと働いている。
それを支えているのは農家として自立したいという夢だ。
嶋崎は日本の農業が怠ってきた人材育成に力を入れているのだ。それは社員たちを必ず一人前の農家に育てるという情熱。一人前になるには10年はかかると言われる農業だが、5年で独立させる。
高齢化と後継者不足に悩む日本の農業に新しい風を吹き込んでいると注目を集めている。
もうひとつ、トップリバーの特徴は、マネージメント農業。
今までの農業は作物を作るだけで、相場で価格が変動する市場頼りで、売る努力をしてこなかったため、満足な収入が得られなかった。
しかし嶋崎は直接、スーパー、コンビニ、外食、生協50社と年間契約し、確実な収入を得ている。
これからの農業は作るだけでなくマネージメント、すなわち営業努力もしければ未来はないというのが嶋崎の農業哲学。しかし契約栽培ではたとえ天候不順で不作となっても契約量は必ず守らなければならないという厳しい現実。
それを実行する嶋崎は得意先の信頼を得、売り上げは設立当初の27倍の10億円に増えた。
嶋崎は「儲かる農業」が持論。そのノウハウを嶋崎の下で6年間学んだ社員のひとり、松田が来年1月から農家として独立することになった。
妻と2人の子どもを持つ松田は今、自信を持って独立への道を歩みだした。
大地で汗を流して働く若者のすがすがしい日々を追いながら、彼らが若い感覚と情熱で、どのように困難を乗り越えていくのか、そうした新・農業人が日本の農業をどのように支えていこうとしているのかを描きつつ、嶋崎さんが目指す新しい農業のありかたを伝える。
RYU'S EYE
座右の銘
ゲストプロフィール
嶋崎 秀樹
- 1959年長野県生まれ
- 1982年日本大学を卒業。
北日本食品工業(現ブルボン)に入社。 - 1988年ブルボン退社、佐久青果出荷組合に入社(後に社長就任)。
- 2000年トップリバー設立















