大和ハウス工業 会長
樋口 武男(ひぐち・たけお)
71歳、いまだ現役の"モーレツ経営者"がいる。住宅業界最大手、大和ハウス工業会長兼CEOの樋口武男だ。樋口は独自の「熱湯経営」で社員のやる気を沸騰させ、大不況の中でも売上高1兆6900億円、営業利益730億円をたたき出す。
自他ともに認める"モーレツ社員"として走り続けてきた樋口は、2001年、大和ハウスの社長に就任した。しかし、樋口が見たのは、会社が抱える巨額の借金とやる気を失った社員たち...。こんな"ぬるま湯"では会社は再生できない。樋口は決心した。「よし、熱湯経営でいくぞ!」
樋口は矢継ぎ早に会社の"ぬるま湯体質"にメスを入れた。「役員は1年で結果を出せ!」「赤字支店長はボーナスなし!」「若手にはやりたい仕事をさせろ!」。一見、荒療治にも見える「熱湯経営」だが、"ぬるま湯"に浸かっていた社員たちの"やる気"に火をつけた。そして「熱湯経営」開始から2年で1300億円の借金を全額返済、3年後には見事、V字回復を果たした。
さらに樋口は先を読み、攻め続ける。経営トップ自ら新規事業を発案し、エコな電気自動車から自立支援ロボットの開発、さらには農業事業まで次々と参入。人間が暮らす住宅だけでなく、その生活に必要な事業の複合的な展開を目指している。
「日本全体がたるみきった大組織病だ!」と一刀両断する樋口。政治、経済ともに突破口が見出せない時代に、日本人が熱きチャレンジ精神を取り戻す秘策とは――。いまも"モーレツ"を貫く樋口が、すべてを明かす!
RYU'S EYE
座右の銘
ゲストプロフィール
樋口 武男
- 1938年兵庫県生まれ
- 1961年関西学院大学法学部卒
- 1963年大和ハウス工業入社
- 1984年取締役
- 1993年大和団地社長
- 2001年大和ハウス工業社長
- 2004年会長兼CEO















