カンブリア宮殿

村上龍 × 経済人

1161155

テレビ東京系にて放送中

テレ東BIZで配信中

2011616日放送

総年商4兆円!
謎の巨大流通組織CGCの正体
~危機に打ち勝つ、中小の団結力~

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CGCグループ 代表
堀内 淳弘(ほりうち・あつひろ)

あなたは「CGC」という名前を聞いたことがあるだろうか?
目を凝らしてみると、近所のスーパーの店頭や商品に「CGC」のマークが付いているかもしれない・・・
「CGC」とは全国の中小スーパーの連合体。加盟する中小スーパーは、北は北海道から南は沖縄まで全国227社、店舗数は3705店、総年商は何と4兆円を超え、イオンのスーパー部門の年商とほぼ同規模という、巨大流通組織なのだ。
1社1社は小さくとも、協力すれば大手チェーンと十分戦える!イオン、イトーヨーカ堂など大手チェーンが熾烈な戦いを繰り広げる流通業界において、大手と互角に戦い、"生き残る" ために結集した中小スーパー集団。大手とのサバイバルに加え、震災、食品安全問題、食料不足・・・などなどの問題に、CGCはいかに団結力を生かし、闘っているのか・・・その実態に迫る!

社長の金言

体は違っても 心は一つ

RYU'S EYE

RYU’S EYE

座右の銘

座右の銘

放送内容詳細

知られざる巨大組織「CGC」の正体

CGCの重要な役割のひとつが、「商品調達」。大手チェーンならば取扱量が多くメーカーからの調達もスムーズだが、小さなスーパーではそうはいかない。そこでCGCの出番となる。共同で仕入れることで、メーカーへの交渉力も上がり、必要な量を調達できる。もちろんコストも下がり、安い価格での販売が可能になる。 CGCの原点は、この商品調達。1960年代、東京で小さなスーパーをやっていた堀内の父・寛二が、近所に進出してきた大手チェーンと戦い、商品不足に泣いた経験だった。その経験はCGC発足直後に起きた第一次オイルショックの時に生かされた。全国でトイレットペーパーや洗剤などが不足する中、CGCは緊急輸入して各店舗に商品を供給、加盟したいというスーパーが急増したという。その後、CGCは商品調達だけでなく、PB(プライベートブランド)商品の開発、売上データ分析など協力して進める事業分野を広げている。

震災で発揮された団結力

東日本大震災で被災したCGCグループ加盟店も数多くあった。岩手県のスーパー「マイヤ」は16店舗のうち6店舗が全半壊し、営業を停止。しかし、CGCからの商品供給によって、震災直後から被害の少ない店舗や仮店舗で、営業を再開することができた。CGC加盟店からも、独自に商品が送られていた。新潟のスーパー「原信」は、中越沖地震の経験を生かし、復旧の状況に合わせ、必要だと予想される商品をマイヤに送った。加盟スーパー同士の繋がりもCGCの強さのひとつだ。さらに被災店舗の従業員300人を一時的に受け入れることを表明した加盟スーパーもあった。CGCの団結力は震災で発揮された。

ゲストプロフィール

堀内 淳弘

  • 1946年東京都生まれ
  • 1969年流通経済大学卒、東急ストア入社
  • 1975年シジシージャパン入社、専務、副社長を歴任
  • 1991年創業者の父・堀内寛二を継ぎ社長に就任
  • 2007年代表に就任

企業プロフィール

  • 1973年株式会社シジシージャパン設立
  • 1975年PB(プライベートブランド)商品を決定(34品目)
  • 1985年CGCグループ総年商が2兆円を突破
  • 2009年CGCグループ総年商が4兆円を突破
  • 加盟企業数 227社
  • 加盟企業総店舗数 3705店
  • グループ総年商 4兆2435億円(2011年5月1日現在)

村上龍の
編集
後記

「大きいことはいいこことだ」というのはすでに死語だ。だから、食の安全への対応などには相応の企業規模が不可欠というCGCの理念は、まさに目から鱗だった。だが、疑問は残った。独立した会社がそれぞれの利害を超えてまとまるのは不可能ではないか。「話し合いしかないんです」、堀内さんはあっさりとそう答えた。真実は、いつもシンプルだ。生き残るためにスケールメリットを追求した組織のトップの言葉にふさわしい、「シンプルな真実」だった。

村上龍

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