スーパーホテル 会長
山本 梁介(やまもと・りょうすけ)
社長の金言
一輪挿し価格で勝つ
RYU'S EYE
座右の銘
放送内容詳細
余計なサービスは捨てろ!ビジネスマンのツボを突く「また泊まりたい」サービス
スーパーホテル一番のこだわりは、「ぐっすり眠れる」こと。10時間ほどの出張滞在でビジネスマンが一番ありがたいことだ。①フロントで枕を7種類の中から選び、②室内の照明は、ロビー、廊下、客室と進むにつれて段々暗くなるように設定されている。③ベッドはシングルルームでもダブルベッド、マットの硬さも2種類から選ぶことができる。そして、④夜中に音が気になる冷蔵庫は静音設計で、客室内は図書館並み40デシベル以下の静かさになっている。眠る前には⑤天然温泉の大浴場でリラックスできる(半分以上の店舗に設置)。眠りにはこだわる一方で、チェックインなどは自動にするなどしてコストを削減。一泊朝食付き4980円~を実現し、ビジネスマンのお財布も満足させている。さらに、客室の電話、冷蔵庫の有料飲料などなど、「100人のお客様が来て1人しか困らない」ようなサービスはどんどん捨てている。 「よく眠れて」「安い」・・・出張ビジネスマンのツボ以外のサービスは大胆に「捨てて」、満足度を上げたホテルの秘密に迫る。
「2種類のクレーム」に対応せよ!秘策は「ゴールド作戦」&「ベンチャー支配人」
スーパーホテルを顧客満足度№1に育て上げたのが会長の山本だ。山本は、月の半分は全国の店舗を回り、宿泊客に話しかけ、サービスについての意見を聞いて回るという。 山本はホテルの客には「2種類の不満」があると言う。「エアコンの効きが悪いというのは一次的なクレーム。これは直せばいい。しかしエアコンを直す時に少しでもマナーが悪いと2次的なクレームを生んでしまう。エアコン修理はマニュアル化できるが、2次的な接客クレームはマニュアルでは対応できない。そして、接客のクレームが起きると、決してリピーターにはなってくれない」。しかし、スーパーホテルには「マニュアルがなくても2次的なクレームを生まないホテルマン」を育てる秘策があった。それが、「ゴールド作戦」と「ベンチャー支配人」。2つのスーパーホテル流顧客満足度アップを解き明かす。
ゲストプロフィール
山本 梁介
- 1942年大阪府生まれ
- 1964年慶應義塾大学 経済学部卒業
家業の繊維業を継ぐが、うまくいかずに事業売却 - 1969年シングルマンション事業に進出
- 1996年福岡にスーパーホテル1号店を開業
企業プロフィール
- 本社:大阪府大阪市西区
- 売上高:163億9900万円(平成22年度3月期)
- 店舗数:101店
- 従業員数:260名
村上龍の
編集
後記
「選択と集中」は流行語と化したが、ターゲットとする客層とサービスを絞り込むのは簡単ではない。選択とは、あれもこれもと選ぶのではなく、不要だと判断したものを切り捨てることだ。スーパーホテルは、団体客への依存と不要なサービスを勇気を持って削ぎ落とすことで、本当にスーパーな存在になった。必要不可欠なサービスを徹底し、個人のリピーターを獲得しなければ、これからはどんなサービス業も生き残れない。
















