レストラン・エクスプレス 社長
江見 朗(えみ・あきら)
そんな江見社長のポリシーは「怒らないこと」。「怒りは非合理。儲けを生まない」。宅配市場の覇者が吠える!「怒りを排除し、ビジネスを科学せよ!」。
社長の金言
仲良しは合理的
RYU'S EYE
座右の銘
放送内容詳細
宅配の覇者は元寿司職人
江見氏は、岐阜県一の進学校に入りながら大学は受験せず、23歳の時にアルバイトで貯めた350万円を持ってアメリカへ渡る。永住権を獲得するために寿司職人として働くが30歳の時に帰国。その後、料理店勤務を経て、サンドイッチ店を経営するが、徐々に売り上げが落ちていった。そこで新たに挑んだのが、当時ピザなどで流行っていた「宅配」と、自らの技術「寿司」を融合させた「宅配寿司」だった。 「後悔させない宅配寿司」を目指し、江見社長が取り組んだのは「チラシと同じ寿司を届けること」と「宅配なのに美味い寿司を届けること」。ネタの大きさにもこだわり、特殊な解凍機も導入した。宅配寿司「銀のさら」のリピート率は70%にも上る。
「チラシ」を科学する!
宅配ビジネスに徹底した合理的経営を取り入れた江見社長。こだわり抜くのが、チラシを家庭のポストに入れる「ポスティング作業」の分析だ。どんな厚さの紙を使ったチラシをどこに何枚まけば、何件ぐらいの注文が来るのか…緻密に分析を続ける中で精度を高めてきた。そして「誰にでもできることを、誰にもできないくらい徹底してやれ」など、「江見流 ポスティング極意10カ条」を編み出した。 さらに江見社長が取り組んだのが、店舗の複合化。「寿司」と「釜めし」、「カレー」と「トンカツ」と「中華」…など、自社のブランドを組み合わせて店舗を作り、配送や調理の人件費を削減、儲かる宅配システムを作り上げた。 「ビジネスは論理の積み重ね」と語る江見社長、ビジネスを「科学する」という戦術に迫る。
怒らない男 江見…怒り撲滅運動
江見社長には、独自の経営感がある。それは、「怒らない経営」だ。多くの人が熱意のあまり、時に声を荒げてしまうが、江見社長は決して怒らない。社長の主義が浸透したレストラン・エクスプレスの社内では、かつて怒鳴り散らしていた男たちが続々と仏のような人格者になっていくという。江見社長が怒らない理由はただ一つ…「怒りは非合理、儲けを生まない。合理経営に怒りは敵」。急成長を支える、独自の経営論とは? つい怒っちゃう人は必見!
ゲストプロフィール
江見 朗
- 1960年 大阪生まれ、岐阜育ち。
高校卒業後、5年間フリーターを経験し、1983年にアメリカへ渡る。
寿司職人としての経験を積んで30歳の時に帰国。
98年に宅配寿司「寿司衛門」を開業し、2000年に「銀のさら」に名称を変更。
現在は「銀のさら」「釜寅」「あげ膳」「上海スクエア」「カレーキャリー」など
7つのデリバリーブランドを展開。
企業プロフィール
- 創業:1998年
- 年商:128億円(FC加盟店売り上げを除く)
- 店舗:341店
- 従業員:1300名
村上龍の
編集
後記
イデオロギーの代わりに「感情」が世界を覆いはじめているという指摘がある。怒り、恐怖、希望などに色分けされた新しい「地政学」の時代。怒りは、やっかいだ。内に秘めた怒りがエネルギーに変わることはあるが、表出される怒りは害毒でしかない。江見さんは「決して怒らない」という哲学の持ち主で、世界から怒りを根絶させようと本気でそう考えている。確かに、おいしい食事は、平穏と幸福の象徴かも知れない。怒りという感情と、対極にある。
















