カンブリア宮殿

村上龍 × 経済人

1161155

テレビ東京系にて放送中

テレ東BIZで配信中

20111027日放送

創業176年の教え "一粒万倍"経営
~良いタネを売れば会社は発展するが
一粒でも悪い物を売れば 会社は潰れる~

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タキイ種苗 社長
瀧井 傳一(たきい・でんいち)

1974年 日本中の大根に革命を起こした"青首大根"の開発!それから10年後、今度はトマトの代名詞になった"桃太郎"を開発!日本人なら誰もが口に入れたことのあるヒット商品の連発企業がタキイ種苗。
毎年2000品種の中から新種を育成し、10年かけて商品化されるのはわずか1種類という究極の製造業、常に10年先の市場を見通す開発力でリストラも借金も一切なし!176年も続く奇跡のもの作り企業・タキイ種苗の5代目 瀧井 傳一が、跡継ぎ問題、自給率の低下と悲鳴を上げるニッポン農業をタネから救ってみせる!

社長の金言

一粒が 客の喜びも怒りも万倍にする

RYU'S EYE

RYU’S EYE

座右の銘

座右の銘

放送内容詳細

大ヒット連発!日本の食卓を支える 驚異のタキイ パワー!

節電対策として今年の夏に流行った緑のカーテンなど、手軽に出来る家庭菜園のブームが起きている。マンションのベランダで主婦が簡単に始めるベランダ菜園もあれば、町中の市民農園も急増している。そんな家庭菜園で素人が簡単に育てることができるものから、プロ農家が頼りにする商品まで、実に幅広く展開するのがタキイ商品、実はタキイ 世界で4番目の種苗メーカー(野菜種子)なのだ。定評あるのがその商品開発力、今や世界で主流のF1交配種の生産に成功したのもタキイが最初、あの青首大根も桃太郎トマトも、人参、なす、カボチャ…どれも日本でトップシェアという驚異の会社なのだ。 10年後のトレンドを見越して膨大な資金を投入して新種を開発し続けるタキイ、例えばトマトの桃太郎は85年の発表以来、毎年「寒さに強い」「病気に強い」といった新種の桃太郎を発表し続け今やその種類は24種類にも上る。消費者に「おいしい」と支持されるのはもちろん、かつ農家が作りやすい究極のタネをタキイは作り続けるのだ。芽が出る発芽率では国の基準を10%以上も超えた90%の種を内部基準するほど信頼性にこだわる。「タネ屋は信頼を売る商売。一粒たりとも悪い種は売りたくない」それがタキイを知られざる世界企業にしているのだ。

5代目の経営改革… 日本の農業を近代化せよ!

"タネ屋はタネに徹すべし" タキイに代々伝わる教え…しかし5代目・傳一はその教えを破り、タネを売るだけのタネ屋から脱却を遂げた改革者だ。 海外事業に力を注いだ80年代、現地で愕然とさせられたのが近代化された農業の姿だった。 「このままでは日本の農業が手遅れになる」この危機感を胸に、傳一は近代化に取り組む。 タネは大きくコーティング加工することで、農家は播きやすくなって作業効率がUP、さらに後継者不足で人手が足りない農家向けに、タネから苗をつくって販売する育成事業にも踏み出した。社内の猛反発を説得してまで始めた事業改革、そこには世界規模で戦えるニッポン農業への思いがあった。

ニッポンの農業を守るのは俺たちだ! タキイ流"人作り""もの作り" 

実はタキイは世にも珍しい専門学校を持っている。滋賀の研究農場に併設されている全寮制「タキイ園芸専門学校」だ。農業を志す若者が最大2年間学べ、しかも学費・食費・寮費全部タダ、全ては 明日のニッポン農業の担い手を育成する為のタキイの社会貢献だ。タキイ社員とともに、土作りから野菜などの育成・収穫までみっちり学ぶことができるのだ。60年以上も続くこの学校、その卒業生は全国各地で大活躍"稼げる農業"を実践し革新を起こし続けている。 そして人材だけに留まらないのがタキイのモノ作り。10年先、世界で勝ち残る野菜作りが着々と進んでいる。そのひとつが"機能性野菜"と言われる新ジャンル。見た目は変わらなくても栄養価が高いといった、他社との差別化を図る商品が今、世に出回り始めている。付加価値の高い野菜を作り、農家もタキイも日本の農業も救われる明日のタネを撒こうとしているのだ。

ゲストプロフィール

瀧井 傳一

  • 1948年京都生まれ
  • 1971年玉川大学農学部卒業後、実家のタキイ種苗入社
  • 1980年取締役 海外事業の展開に力を入れる
  • 1991年5代目社長就任

企業プロフィール

  • 本社所在地:京都市
  • 創 業:1835年(天保6年) 設立は1920年
  • 売上高:436億円(2011年4月期)
  • 従業員数:742人
  • 事業内容:野菜・草花などの種子の開発・生産・販売

村上龍の
編集
後記

種苗の改良は、世界最古のバイオテクノロジーである。種や苗は、有史以来戦略物資として扱われ、農業と食の根幹を担った。タキイが、創業から176年という長い歴史を生き抜いてきたのは、1粒の種の重要性を誰よりもわかっていたからだ。目に見えないほど小さな種と、可愛らしくて頼りなげな苗は、ていねいに保管され育てられて、やがて食材となり、わたしたちの生活を支える。種苗は、希望に似ている。

村上龍

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日曜スペシャル ガイアの夜明け

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