エース 社長
北野 秀雄(きたの・ひでお)
社長の金言
365日の努力が感動の店をつくる
RYU'S EYE
座右の銘
放送内容詳細
レトルトカレー350種類!客を感動させる店作り
「この店には毎日寄ります」「ここに来ると何か発見があるんです」。主婦たちが嬉しそうに話す店とは、スーパーの「エース」。野菜、肉、魚というスーパーの“顔”であるはずの生鮮品は一切置かず、グロッサリーと呼ばれる日用食品を中心に揃える。驚くべきはその品揃えの凄さ。例えば東京・調布の店には、醤油だけでも140種類、ドレッシングは195種類、レトルトカレーは何と350種類!他にも、東京ではなかなかお目にかかれない、全国のこだわりの逸品が勢揃い。決して安い品ばかりではないが、客を感動させる店づくりと選べる楽しさで、お客を魅了し続ける急成長のスーパーなのだ。
他にはない質と品揃えの裏に…知られざる攻防戦!
実はエースの品揃えは、各店舗によって大きく違う。例えば高齢者の多い浅草店は「和菓子」が豊富。駅の中に出店する大宮店は、通勤途中に立ち寄る人たちをターゲットにした「弁当」や「総菜」を多く取り揃えている。その品揃えを決めるのは、実は各店舗の店長たち。一般的なスーパーでは、本部が一括仕入れをして店に置くのが普通だが、エースでは「お客の欲しい物は店が一番知っている」をポリシーに、仕入れは店に任せている。 “多品種少量”しかも、全国の珍しい品々。エースにはそれを実現する、独特の仕入れの仕組みがある。商品バイヤーが新たな商品を見出し、それを「社内商談会」の場で店長が買い付けるのだ。売り込む「バイヤー」vs売れる商品を見極めたい「店側」。“真剣勝負”の現場を追う!
「倒産の危機だった…」激安スーパーからの大転換
「エース」の本社は兵庫県尼崎市。その始まりは、実は「激安」を売りにした大型スーパーだった。しかし、90年代に入ると近隣に大手ショッピングセンターが次々と進出し、経営が悪化。 「このままでは倒産してしまう…」社長の北野は大勝負に出る。それが、安売りをやめ品揃えを売りにした、現在の店舗の始まりだった。1号店出店は10年前のこと。だが当初は赤字続きで、関西の店舗の黒字を食うだけの日々…。 だがある日、北野のもとに大手デパートの幹部が訪れる。「うちに出店しませんか」。ここからエースの起死回生の挑戦が始まった!
ゲストプロフィール
北野 秀雄
- 1950年兵庫県伊丹市生まれ
- 1983年父の後を継ぎ、社長就任
- 2002年関東にグロッサリー専門店を初出店
10年間で全国に計49店舗に拡大 - 2012年5月 東京スカイツリーのショッピングセンター「東京ソラマチ」に50店舗目を出店予定
企業プロフィール
- 創 業:1962年
- 本 店:兵庫県尼崎市
- 年 商:206億(2012年2月期 見通し)
- 店 舗:食品スーパー、グロッサリー専門店を計49店
- 従業員:1020人(うち社員190人)
村上龍の
編集
後記
ゲストの資料を読み、スタッフとミーティングをしていて、いつも思うことがある。 「今、ここまでやらなければ企業として生き残れないのか」 エースの北野さんと話していて、とくに強くそう思った。消費者の多様化は極限まで進んでいる。北野さん率いるエースは、商圏規模、地域の特性と経済力、消費性向などの違いを見極め、現場主導で、まるっきり違う店舗を演出する。蓄積された情報と、失敗を含めた体験に裏打ちされたそのビジネスモデルは、おそらく他の誰にも真似ができない。洗練の極地、ではないだろうか。
















