カンブリア宮殿

村上龍 × 経済人

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テレビ東京系にて放送中

テレ東BIZで配信中

2012927日放送

オタクを超えた精巧さ!大英博物館も認める技術集団

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海洋堂 社長
宮脇 修一(みやわき・しゅういち)

わずか1坪半の模型店を振り出しに、菓子のおまけで1億3千万個を売り超ブレイク!
今や大英博物館にまで作品を納める、世界一の"造形集団"となった!!
これぞ世界が追いつけないオタク流ものづくりだ!

社長の金言

好きなことだけ とことんやり続ければ勝てる

RYU'S EYE

座右の銘

座右の銘

放送内容詳細

1坪半から始まった世界一の造形集団

海洋堂のルーツは宮脇の父・修が64年に始めた1坪半の模型店。店内は戦車や飛行機、船など、あらゆる模型を販売。模型専用の遊び場もつくる凝りようだった。それが口コミで広がり、既存メーカーの商品に飽き足らない愛好家のたまり場になり、いつしか「ない物は作れ!」と、フィギュアの製造技術が培われるようになった。ブレイクのきっかけは、99年発売のフルタ製菓「チョコエッグ」。後の食玩ブームの火付け役ともなり、オマケについた精巧な動物フィギュアの製造元として海洋堂は一躍知られる存在になる。その仕掛け人が、当時専務だった宮脇だ。中を開けないとオマケがわからないチョコエッグは、3年で1億3千万個売るお化け商品となった。小さな模型店から世界的なメーカーへ、その成長を支えたのは、プラモデル作りから、ガレージキット、食玩、フィギュア…と、常識にとらわれず挑んできた、宮脇親子の挑戦心だ。

続々オープン!地方に客を呼ぶ海洋堂ワールド

大阪から新幹線を使っても6時間かかる、高知県四万十町の廃校となった小学校に、去年7月「海洋堂ホビー館」がオープンした。館内に展示されるのは、海洋堂の歴史を示す様々な模型やフィギュア、1万点。館長を務めるのは、海洋堂の創業者である、父・修だ。「故郷の高知を活性化できれば…」なんとこのホビー館、初年度の入館者数は10万人を超え、カップルから親子連れまで幅広い客を、田舎町に呼び込むことに成功した。さらに今年7月には、近くに「海洋堂かっぱ館」もオープン。次々に、フィギュアで客を楽しませる施設を作っている。(滋賀県にも、海洋堂フィギュアミュージアム黒壁がある)

売れまくり!食玩からスッチー、太陽の塔、阿修羅まで!

40周年の大阪万博にちなみ、9月に発売した「太陽の塔」の模型が、予想外の9300個を完売すれば、全日空から依頼されたスチュワーデスフィギュアは、初日で20万個販売。さらに博物館イベントのグッズ向けに作った国宝・阿修羅像のフィギュアも飛ぶように売れていった。実は、世界で活躍する現代美術家・村上隆の作品づくりを支えるのも、海洋堂のカリスマ造形師なのだ。村上隆曰く「僕は、彼らの才能を転用したいわばプロデューサー。海洋堂のふんどしで相撲をとっているようなもの」なのだ。

ゲストプロフィール

宮脇 修一

  • 1957年大阪府守口市生まれ。中2の時、祖母の介護で多忙になった両親の代わりに模型店を切り盛りすることに。職場は愛好家たちがモデル作りを競う場となり、ガレージキットの製造を手がけるように。99年にチョコエッグのおまけの大ヒットで全国的に知られる存在に。06年から海洋堂社長。
  • 社員40人、年商24億円。

村上龍の
編集
後記

スタジオで、宮脇さんが取り出したフィギュアが目の前に置かれたとき、心がざわざわと騒いだ。それは紛れもなく「純粋なアート」だった。 アートとただの商品の違いはカテゴリーにあるわけではない。立派に見える油絵にもゴミのような商品は多いし、芸術の域に達したフィギュアもある。 海洋堂の造形師たちが作るフィギュアは、厳密で、かつ抑制されている。極度の集中を驚異的に持続させることで、作品に精神性が刻まれるからだ。他のことはどうでもいい、ただし、この仕事を奪われたら生きていけない、そういった造形師たちの切実さが、海洋堂を唯一無二の会社にした。

村上龍

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日曜スペシャル ガイアの夜明け

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