角上魚類が大切にしているのは鮮度、種類の豊富さ、価格だという。そして魚を売るためのもう一つの秘策が・・・。
魚離れに打ち勝つ巨大鮮魚店、角上魚類の栁下浩三社長を迎え、成功の秘密に迫る!
社長の金言
規模ではなく質で日本一を目指す
RYU'S EYE
座右の銘
放送内容詳細
朝から大行列の魚屋革命!売れる秘密を大解剖!
角上魚類が出来たのは1976年(昭和51年)。創業地は新潟県長岡市寺泊。魚卸業をしていたがスーパーに対抗すべく鮮魚小売り店経営に乗り出した。関越自動車道開通を機に関東に進出。「日本海まるごとかついでやってきた!」というコンセプトの店は次々と人気店となり、現在首都圏中心に22店舗、227億円を売り上げるまでになった。 その1店、東京郊外のロードサイドにある角上魚類小平店。ここも開店前から大行列だ。広大な面積に100種以上、まるで水族館のような種類豊富な魚が丸々1匹の姿で並ぶ。そんな角上魚類のウリは抜群の鮮度と種類の豊富さ、そして対面販売だという。 魚離れに打ち勝つ角上魚類の〝売れる魚屋革命〟に迫る!
魚離れは売る側が悪い・・・魚こそプロのビジネスだ!
角上魚類の魚の仕入れ方法は独特だ。旬の魚や定番の魚でも、高かったり、鮮度が悪かったりすれば一切買わない。逆に安く良い魚は大量に買い付ける。スーパーなどのバイヤーが店からの発注書通りに買い付けるのとは対照的に、その日あがった魚を見て臨機応変に買い付ける。だからその日、最も良い魚が安く店に並ぶのだ。 しかし、臨機応変に買い付けられた魚を全て売るのは至難の業。魚は鮮度が重要なため廃棄ロスが出やすい。ところが角上の魚の廃棄率は驚きの0.05%。それを実現させる「アドリブ販売」と呼ばれる手法を特別公開。
プロを育てる事こそ顧客サービス!「角上」流人材育成術
華麗な包丁さばきに、知識豊富な対面販売、優秀なプロが支えている角上魚類。包丁も持ったことないような新入社員が現場で鍛えられて半年で見事な包丁の腕前になっていく。そんなプロへの育成こそ客の利益になると角上魚類は考える。 あくなき技術向上のため開かれているのがその名も『角上魚塾』。各店舗から刺身担当のトップが集まり、鍛錬する場で行われていたこととは・・・。
ゲストプロフィール
栁下 浩三
- 昭和15(1940)年 新潟生まれ
- 18歳の頃より家業の網元兼魚卸業を手伝う。
- 昭和40年代スーパーの台頭により卸業から小売りへと転身し『角上魚類』を創業。
- 関越自動車道開通を機に関東進出。『日本海の魚を関東へ!』と大型店舗を次々と開店。
- 現在22店舗、売上高227億を超える巨大鮮魚チェーン店を作り上げた。
- 阪神タイガースの熱狂的大ファン。
企業プロフィール
- 創業:1976年
- 創業者:栁下浩三
- 本社:新潟県長岡市寺泊
- 店舗数:22店舗(新潟、長野、群馬、埼玉、千葉、神奈川、東京)
- 社員数:796名(アルバイト含まず)
- 売上高:227億7,789億円(平成24年3月期)
村上龍の
編集
後記
収録前、柳下さんの衣装を見て、「ネクタイはしないんですね」と確かめた。すると、「持ってないから」と言われた。正確には、持ってないのではなく、必要としなかったということだろう。だが、ネクタイを1本も持っていないというゲストは、番組開始以来、たぶんはじめてで、かっこいいなと思った。角上魚類の功績と、その成功の要因は、新鮮でおいしい魚を安く提供した、というだけではない。対面販売による買い物の楽しさと、丸ごとの魚を提供し、わたしたちが生きものから糧を得ていることを再認識させた。昭和30年代にあった温かさへの、郷愁ではない。戦略に基づく再構築である。


















