カンブリア宮殿

村上龍 × 経済人

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テレビ東京系にて放送中

テレ東BIZで配信中

2013321日放送

世界を変えた!スッゴイ挑戦スペシャル
激変の時代こそ挑め...成功を掴むDNA

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キッコーマン 名誉会長
茂木 友三郎(もぎ・ゆうざぶろう)
ユニ・チャーム 社長
高原 豪久(たかはら・たかひさ)

少子化、デフレ、消費低迷、新興国台頭...バブル崩壊以降、様々な厳しい変化と闘い続ける日本企業。家電業界を見る限り、この先さらなる激変が待ち受ける可能性も大きい。
「この激変の時代を、どう乗り越えればいいのか...」
今やこれこそが、日本経済を覆う最大のテーマともいえる。
そんな永遠の課題に、ひとつの信念で進み続ける男たちがいる。
彼らが信じるのは「大いなる挑戦の力」。
誰もが夢物語と嗤うアイデアに執念で挑み続け、ついには企業を飛躍へと導く、大きすぎる果実を手に入れて見せる。
激変に躊躇しない、その無謀な「挑戦力」こそが、今、日本に必要な力かもしれない!

社長の金言

日々の挑戦が企業を鍛える

RYU'S EYE

座右の銘

座右の銘

放送内容詳細

その1:未知なる巨大市場を切り開く!キッコーマンのスゴイ挑戦

年商2800億円、世界に知られる調味料「醤油」の圧倒的トップメーカー、キッコーマン。その始まりは、100年前の“危機”に遡る。20世紀初頭、全国で醤油の醸造元は1万社を超え、競争は熾烈を極めていた。そんな中、醤油の産地・野田市にあった8社の醸造家は、ある挑戦に打って出る。それは…8社が合併し、保有する200を超える銘柄の醤油から、生き残りをかけ、たったひとつの銘柄に味を絞ろうという決断。そして選ばれた銘柄の名前が、「亀甲萬」だった。 それから50年たった1950年代…今度は、押し寄せる食事の“欧米化”という大波に、キッコーマン経営陣は怯えていた。根幹事業である醤油の消費量が減少するという劇的な変化を前に、彼らは驚くべき挑戦を思いつく。それは、誰1人醤油の味を知らない巨大市場への挑戦…アメリカ市場の攻略だった。 そして彼らの予想通り、醤油の国内消費量が激減した現在、キッコーマンは、巨大企業として業界に君臨している。醤油は世界の調味料に名を連ね、近年の和食ブームを支えている。企業を揺るがす激変を前にした大胆な挑戦が、企業を救い、勝利を引き寄せたのだ。そんなキッコーマンの社運をかけた世界市場への挑戦の秘密を、その成功を支えた茂木友三郎名誉会長に聞く。

その2:ユニ・チャームのデカい挑戦 ?厳格なイスラム教国に女性だけの工場!

年商4300億円、紙おむつなどのベビーケア用品、ナプキン・タンポンなどの生理用品で国内トップシェアを誇るユニ・チャーム。近年は大人用排泄介護用品や立体型マスク、ペットケア用品など、「生活者の様々な負担から開放される商品」をテーマに売上げを伸ばし続けている。 そんなユニ・チャーム、実は海外売上高比率が53%を超えている。中国やASEANなど所得水準が上昇しているアジアでの販売を拡大しているだけでなく、ある大きな挑戦を行っている。それは、インドやイスラム諸国などで、女性の社会進出を促進させる支援を行っているのだ。 インドでは、年頃の女子生徒をあつめ、生理用品の使い方などを教える“初潮教育”を実践。そして中東サウジアラビアではさらなる大きな挑戦に挑む。厳格なイスラム教国であるこの国では、女性が家族以外の男性と口をきくことが許されておらず、働きに出るなど不可能だった。そんな国にユニ・チャームは、女性だけが働く工場を建設し、女性の雇用と社会進出に大きく貢献しているのだ。そんなユニ・チャーム活動が国連に認められ、「ビジネス行動要請(BCtA)」の取組みとして日本で2例目の承認を受けた。“社会貢献こそ企業の成長”を体現する高原豪久社長。その経営哲学に迫る!

ゲストプロフィール

茂木 友三郎

  • 1935年生まれ、慶応大学卒業。58年、創業家としてキッコーマン入社。
  • 61年、米国コロンビア大学で日本人第1号のMBA取得。
  • アメリカでの大学時代、北米展開のテストマーケティングに参加。
  • その後、米国に工場を建設し、海外進出を推進。醤油を米国に根付かせた。
  • 95年社長、04年会長。

高原 豪久

  • 1961年生まれ。成城大卒。
  • 91年、三和銀行より父が創業したユニ・チャーム入社
  • 2001年に、39歳の若さで父より社長を引き継ぎ、生理用品、子供用紙おむつなどの販売を国内だけでなく、アジアや中東、北アフリカなど新興国を中心にグローバル展開。
  • 売上げを2倍にするだけでなく、貧困削減や女性の社会進出を促進したとして、国連開発計画から「ビジネス行動要請(BCtA)」の取組みに日本で2例目の承認を受けた。

企業プロフィール

村上龍の
編集
後記

リスクを負ってチャレンジする、かっこいい言葉だが、本当は誰もそんなことはしたくない。必要に迫られ、生き残るために、人も企業も、フロンティアに挑むのだ。キッコーマンは、営業利益の7割を海外で稼ぎ、ユニチャームも、中国を含むアジア地域の営業利益率は国内事業を上回る。両社とも、見事にフロンティアを開拓し、新市場を獲得した。フロンティア、大平原や、広い海の彼方を連想させる。だが、実は、フロンティアへの経路は険しく、かつ非常に狭い。ときには道が途切れることも、道に迷うこともある。決してあきらめない不屈の精神を維持し、現地に溶け込み、試行錯誤を重ね、体験を言語化して共有し、とにかく前に進む。そうやってはじめて、輝けるフロンティアが目の前に現れる。

村上龍

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日曜スペシャル ガイアの夜明け

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