社長の金言
99人が嫌と言っても 1人の真剣な熱意
RYU'S EYE
座右の銘
放送内容詳細
「おいしさ」と「安心・安全」の両立。「当たり前」を徹底し続け トップ企業へ
素材の調達には「超」がつくほどのこだわりをみせる。 モンテールの工場は、都道府県別で見た農業産出額 2位の茨城県、そして酪農が盛んで飛騨天然水が流れる岐阜県と、高品質素材が集まる場所にある。保存料を一切使わないため、素材の近くで製造を行っている。 どの工場にも付近に牧場地帯があり、県の酪連と組んで牛乳が取れれば、すぐに運んでもらえる体制を構築した。 さらに、牛乳は、工場内の専用プラントで低温殺菌して使用。なお低温殺菌用のプラントを自社に持つチェーンは同社のみ。また、新鮮さを保つため1日数回にわけて「とれたて」を運んでもらうようにしているという。
NASAに並ぶ食品安全基準を採用
また、同社では、保存料などを使用しないこともあり、衛生管理も徹底。 細菌の生息数を、国の食品衛生法の基準である「10万個/g以下」より厳しい「300個/g以下」に設定するなどしている。 この基準は、NASAの宇宙食に使われる衛生基準と同じ。(NASA が宇宙食を作る際の品質管理基準としている HACCP を導入) 宇宙でもしものことがあれば、病院にも行けないため、厳重な衛生管理がしかれるが、モンテールはそれに習っているという。そのため、工場に入るのには30分を要する徹底ぶり。そこには、まつ毛や眉毛の吸引も行う(掃除機を改良した)独自のマシンが配置されるなど、厳重な衛生管理の中、作業が行われる。
食べ続けて生み出す商品開発
毎朝、毎週、毎月…社員総出で自社製品を食べ尽くす! 同社では、商品開発を行う企画開発部、広報部の面々が、毎朝、製品の味を一部試食してチェックする。 また、毎週金曜には、現在市場に投入されている商品(50種類前後)を全て机に並べ試食!味の品質が保たれているか?ブラッシュアップが必要か?を議論。 さらに、毎月1回は、鈴木社長も交え、70名以上の社員で、全商品を食べ、アンケート調査を行う。アンケートでは、各製品の点数評価を行い、改善点などを記入する。その結果は、即座に次の商品開発へと活かされていくことになるのだ。
そこにあるのは「モアベター精神」
味・品質・社内の環境、全てにおいて「さらに良くならないか?」と、常に問いただす。 “ベストだと思った時成長は停止する”というのが、創業時からの教えだ。
ゲストプロフィール
鈴木 徹哉
- 鈴木 徹哉(すずき・てつや)
- 1970年東京都生まれ。モンテール創業家の3代目。
- 1954年、足立区にて洋菓子製造店「鈴木製菓」として始まった同社。
- 1990年より、父の鈴木良彦(09年死去)が、スーパー、コンビニを販路に「チルド洋菓子」製造を展開。大きく業績を伸ばす。
- そんな中、鈴木社長は、97年入社、04年取締役営業本部長、06年常務取締役兼企画開発部長、08年9月代表取締役を経て、09年より同社社長に就任。
- その後も、独自の製法を維持したまま、売上の増収を続ける。
村上龍の
編集
後記
成功者向けの、便利で陳腐な3つの質問がある。「ヒットを生むコツは?」「どんな苦労が?」「成功のきっかけは?」 今、そんな質問には意味がない。モンテールにとって、チルドへの移行、プチシューの開発、つくば工場の建設、それらすべてが、会社の浮沈を賭けた、崖っぷちの「判断と決定」だった。どんな会社だって、そんな切羽詰まった決断などしたくない。無謀とも思える決断は、このままでは生き残れないという危機感によって生まれる。モンテールの商品は、とてもソフトで、甘く、おいしい。だが、人を幸福にするその香りと味と食感は、スイーツ、デザートを愛する全ての社員の、「専門店の味をリーズナブルな価格で」という揺るぎないポリシーと、絶え間ない努力によって支えられている。


















