社長の金言
困難な挑戦ほど 果実は大きい
RYU'S EYE
座右の銘
放送内容詳細
知られざるガラスのガリバー企業
窓ガラスや自動車ガラス、そしてスマートフォンなどに使われているカバーガラスなどあらゆる分野で使われているガラス。旭硝子は、板ガラスで世界シェア首位争いを繰り広げ、液晶ガラスは世界2位、自動車ガラスは3台に1台が旭硝子製という圧倒的な強さを誇っている。その秘密はガラスに様々な機能を持たせる高い技術力にある。暑さや寒さを室内に伝えないガラス、反射や映り込みがほとんどないガラス、正確な色味を映す鏡など…透明なガラスとは思えない特徴を持たせることが出来る。そして住宅で爆発的なヒットを飛ばしているのがLow-Eガラスという、夏でも快適に過ごせる機能を持ったガラス。旭硝子の日本最大級の工場では創業時から磨き抜かれたフロート法という工法で大量生産が行われていた。次々に作られるガラスを巨大装置で機能をもったガラスに生まれ変わらせていく。その技術力の秘密に迫る。
あえて難しいことに挑む!驚異の技術集団
金槌で叩こうが全くビクともしない、スマートフォンに採用されるガラス「ドラゴントレイルX」に、業界初の99%紫外線をカットする自動車用ガラス「UVベール プレミアム」…そんな旭硝子の圧倒的な技術力を支えるのは5000人のガラスのスペシャリストたちと、技術者たちの技能を簡単に探し出せる「スキルマップ」というシステムだ。社長の石村自らの発案で作ったこのシステム、きっかけは、かつて立ち上げに参加した液晶ガラス工場で現場の技術者に助けられた経験。困難な挑戦を決して諦めない彼らの力を思い知ったという。そんな技術者のマインドを形作ってきたのは、旭硝子創業者の「易きになじまず難きにつく」という言葉。高い技術に挑み続けた技術者の歴史こそが、王者の強さを支えてきた。
世界を舞台にガラスの未来に挑む!
実はガラスは、誕生した紀元前数千年も前から今までに進化を続けるめずらしい素材だ。旭硝子はまさにガラスを進化させ続けている。フロート法で世界初の0.05ミリというガラスを開発したかと思えば、最新技術で生まれた強化ガラスは、ブラジルで開催されているサッカーワールドカップの公式ベンチに採用され、元レアルマドリードのフィーゴ選手のシュートにもビクともしない。そんな“新素材ガラス”で今までなかった商品が作れないか様々な取り組みが行われている。さらに旭硝子は、そんなガラスで世界トップを狙うべく、ブラジルに新工場を立ち上げ、世界王者への挑戦を続けている。
ゲストプロフィール
石村 和彦
- 1954年兵庫県生まれ。
- 1974年東京大学大学院工学系研究科修士課程修了、旭硝子入社。
- 1997年設備技術研究所硝子担当部長
- 2000年子会社の旭硝子ファインテクノ社長
- 2004年関西工場長などを経て08年社長に就任。
趣味は囲碁で大の阪神タイガースファン。
企業プロフィール
- AGC 旭硝子
- 本社:東京都千代田区丸の内
- 売上高:1兆3200億円
- 創業:1907年(明治40年)
- 従業員数:51448人(連結)
村上龍の
編集
後記
カメラが回る前、「トヨタさんが90分番組なら、売上比較で、うちは5分ですね」と石村さんが笑顔でおっしゃった。なんて面白い人だろうと思った。スタジオでの説明も実に平易で、収録前、ガラスと電子部品について侃々諤々の打ち合 わせをしていたわたしとスタッフの疑問は、「ガラスは組成的に液体なんです」という一言で、完全に晴れた。旭硝子は創業100年を超える老舗だが、「易きに なじまず難きにつく」という理念を守り、常に新しい技術に挑戦し、「ガラス技 術立社」として確固たる地位を築いた。ガラスは、紀元前四千年頃に発見された 歴史的な素材だが、繊細でありながら、強く、今も進化し続けている。まさに、旭硝子を、象徴している。


















