社長の金言
売れなくても恥ずかしくない
ヒットへのいい勉強
RYU'S EYE
座右の銘
放送内容詳細
日本のオフィスに、新たな常識を生み出す…ユニーク商品開発術
テープに文字を印刷しどこにでも貼れるラベルライター「テプラ」と、書類を綴じる「キングファイル」がキングジムの主力商品。しかし、現社長の宮本がトップとなってから、ユニークな電子文具で次々とヒットを飛ばしている。手書きメモをスマホで撮影するとデータ化できる「ショットノート」、名刺をまとめてデータ化できる「ビズレージ」や電気的に雑音をカットする「デジタル耳栓」など…大手メーカーが出さない、単一機能に特化した商品ばかり。そんなユニークな商品が次々と出る秘密は、市場調査などで消費者のニーズを調べることなく「10人に1人が欲しいと思えば世に出す」というキングジムの経営方針にある。宮本も参加する開発会議では、参加者の大半が反対しても1人が賛成すれば商品化を決めるという。「打率1割でホームランを狙う」のがキングジム流だ。
世に無いものを作れ!創業88年の老舗、ルーツは材木商!
宮本はキングジムの4代目社長。町で有名なアイデアマンだった祖父の英太郎が、ある時、人名簿という、今でいうアドレス帳を発案。それを売り出したところ評判がよく、文具の商売を決めたという。そんな祖父の「世に無いものを作ろう」という信念はその後も引き継がれ、キングジムの柱となってきた。コンピュータ化の流れの中、事業の柱だったファイル事業の先行きに危機感を持つ中、今やオフィスの大定番になった「テプラ」の開発に成功したのも、創業者以来続く「世の中にないものを…」という理念あってのものだった。テプラ開発の陣頭指揮をとり、キングジムの名を世に知らしめたキングジム宮本の経営に迫る。
ゲストプロフィール
宮本 彰
- 1954年東京・東神田に生まれる
- 1977年キングジム入社
- 1988年「テプラ」を発売
- 1992年キングジム社長に就任
- 2005年東京証券取引第1部に上場
- 2008年デジタルメモ「ポメラ」を発売
企業プロフィール
- 創業 :1927年
- 所在地 :東京都千代田区東神田二丁目10番18号
- 社員数 :2421人(連結2014年6月)
- 連結売上高:306億円(2014年)
村上龍の
編集
後記
キングジム、まさに「独創性のかたまり」のような会社だ。「物まねはするな」宮本さんは、幼少のころ、実質的な創業者である祖父から、そう教えられたらしい。だが、そもそも「独創性」とは何だろうか。突拍子もないことを考える?奇抜なアイデアを探す?そうではない。独創性とは、それまで存在しなかった「組み合わせ」について考え抜く力だ。そして、新しい組み合わせを発見したときの興奮と高揚をイメージすることで、わくわくする気持ちが生まれる。宮本さんが祖父から受け継ぎ、キングジムという会社に充ちているのは、類い希な、わくわく感である。


















