カンブリア宮殿

村上龍 × 経済人

1161155

テレビ東京系にて放送中

テレ東BIZで配信中

201557日放送

「10人に1人が欲しい」なら発売!
面白文具の型破り開発術

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キングジム社長
宮本 彰(みやもと あきら)

ユニークなデジタル機器やアイデア文房具を次々と発売しているメーカーがある。創業88年の「キングジム(事務の王様の意味)」だ。ラベルライター「テプラ」のほか、メールもネットもできないデジタルメモ「ポメラ」や手書きのメモ帳をデジタルデータにできる「ショットノート」まで...ニッチ層の心を掴むヒット商品を生み出してきた。市場調査は一切せず「1割の人が買いたいもの」を狙って開発する異色の企業文化に迫る!

社長の金言

売れなくても恥ずかしくない
ヒットへのいい勉強

RYU'S EYE

座右の銘

放送内容詳細

日本のオフィスに、新たな常識を生み出す…ユニーク商品開発術

テープに文字を印刷しどこにでも貼れるラベルライター「テプラ」と、書類を綴じる「キングファイル」がキングジムの主力商品。しかし、現社長の宮本がトップとなってから、ユニークな電子文具で次々とヒットを飛ばしている。手書きメモをスマホで撮影するとデータ化できる「ショットノート」、名刺をまとめてデータ化できる「ビズレージ」や電気的に雑音をカットする「デジタル耳栓」など…大手メーカーが出さない、単一機能に特化した商品ばかり。そんなユニークな商品が次々と出る秘密は、市場調査などで消費者のニーズを調べることなく「10人に1人が欲しいと思えば世に出す」というキングジムの経営方針にある。宮本も参加する開発会議では、参加者の大半が反対しても1人が賛成すれば商品化を決めるという。「打率1割でホームランを狙う」のがキングジム流だ。

世に無いものを作れ!創業88年の老舗、ルーツは材木商!

宮本はキングジムの4代目社長。町で有名なアイデアマンだった祖父の英太郎が、ある時、人名簿という、今でいうアドレス帳を発案。それを売り出したところ評判がよく、文具の商売を決めたという。そんな祖父の「世に無いものを作ろう」という信念はその後も引き継がれ、キングジムの柱となってきた。コンピュータ化の流れの中、事業の柱だったファイル事業の先行きに危機感を持つ中、今やオフィスの大定番になった「テプラ」の開発に成功したのも、創業者以来続く「世の中にないものを…」という理念あってのものだった。テプラ開発の陣頭指揮をとり、キングジムの名を世に知らしめたキングジム宮本の経営に迫る。

ゲストプロフィール

宮本 彰

  • 1954年東京・東神田に生まれる
  • 1977年キングジム入社
  • 1988年「テプラ」を発売
  • 1992年キングジム社長に就任
  • 2005年東京証券取引第1部に上場
  • 2008年デジタルメモ「ポメラ」を発売

企業プロフィール

  • 創業   :1927年
  • 所在地  :東京都千代田区東神田二丁目10番18号
  • 社員数  :2421人(連結2014年6月)
  • 連結売上高:306億円(2014年)

村上龍の
編集
後記

キングジム、まさに「独創性のかたまり」のような会社だ。「物まねはするな」宮本さんは、幼少のころ、実質的な創業者である祖父から、そう教えられたらしい。だが、そもそも「独創性」とは何だろうか。突拍子もないことを考える?奇抜なアイデアを探す?そうではない。独創性とは、それまで存在しなかった「組み合わせ」について考え抜く力だ。そして、新しい組み合わせを発見したときの興奮と高揚をイメージすることで、わくわくする気持ちが生まれる。宮本さんが祖父から受け継ぎ、キングジムという会社に充ちているのは、類い希な、わくわく感である。

村上龍

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