社長の金言
“シェア争い”ではなく
「地域に必要とされる」が重要
RYU'S EYE
座右の銘
放送内容詳細
小江戸川越の名物バス!地域に愛されて伸びるバス会社!
関東屈指の観光地・埼玉県の川越。「小江戸」と称されるノスタルジックな街並みを味わいたいと、全国各地から多くの観光客が訪れる。そんな川越に「一度は乗ってみたい」と言われる名物の乗り物がある。観光スポットを巡る、レトロなボンネットバス。しかも乗ってみると…運転士がバスガイドのような観光案内まで行ってくれる。とはいえ、これは観光バスではない。実は、市内の観光スポットを結ぶ、いわゆる路線バス。だから、このバスを目当てに、わざわざ川越に訪れる客も多いとか・・・そんなユニークなバスを運行している会社こそ、谷島が率いるイーグルバスだ。いまでこそ、人気の観光地となった川越だが、かつてはシャッター通りだった。その川越の再生を仕掛けた人物の一人が谷島だった。谷島は、団体貸切りの「小江戸観光バスツアー」やボンネットバスの導入だけでなく、「着物の日」や「蔵の街ライトアップ」などのイベントも企画し、観光客を呼び込んで川越を人気観光地に育てたという。地域と一体になって観光を盛り上げ、業績を伸ばす小さな会社の大きな改革に迫る!
地方の路線バスでも乗客が増えた!“奇跡の改革”の全貌!
業界の約7割が慢性的な赤字を抱えている路線バス事業。毎年1000km近くのバス路線が廃止されているという。だが、同じような地方にありながら、イーグルバスは、いまも路線バスの客数を驚異的に伸ばし続けている。イーグルバスが運行している路線は、川越市の隣に位置する日高市。高齢化によって利用者が減少し、大手バス会社が不採算を理由に撤退した路線だ。しかし、そんな路線にも関わらず、谷島は、バスの運行の“見える化”に着手し、利用者を大幅に増やしてみせたのだ。このノウハウを活かして、谷島は埼玉県ときがわ町の路線バスの改革にも乗り出し、結果を出しているという。「効率」と「非効率」を織り交ぜ、地域の“満足”を追求するイーグルバスの改革の全貌を徹底取材した。
新たな客を創り出す“創客”戦略!
「ただ待っているだけでは路線バス事業の黒字化はない」そう考える谷島は、バス事業の更なる成長を目指す新たな戦略を打ちだした。それこそ「創客」戦略だ。谷島は、地元の状況を徹底的に分析し、登山客でにぎわっている東秩父に目をつけた。そして、その観光客を活用した「地域のインフラ整備」に乗り出す。目指したのは、ただの観光客誘致ではない。人口減少が進む地域に観光客を呼び込み、バス利用そのものを増やす。さらに、その路線の中心部にスーパーや病院などの生活インフラを整備することで、観光客を増やしながら、地元の人たちが生活しやすい街を作り出す計画だという。観光客を増やしながら交通網を再構築し、地域の人々が生活しやすいような「街づくり」まで計画する、全く新しいコンセプトのコンパクトシティ化計画。小さなバス会社が乗り出した都市開発構想。谷島が仕掛ける新戦略の可能性を探る!
ゲストプロフィール
谷島 賢
- 1954年埼玉県生まれ
- 1978年成蹊大学法学部卒業
- 父親が創業した旅行代理店に入社
- 1980年イーグルバス 設立
- 2000年ITを使ったバス運行の改善研究を開始
- 2006年日高-飯能地区の路線バス事業に参入
企業プロフィール
- ■代表者:谷島 賢
- 設 立:1980年4月
- 本 社:埼玉県川越市中原町2丁目8番地2
- 資本金:5000万円
- 売上高:9億7千万円(2014年度)
村上龍の
編集
後記
人口減少などによる地方の疲弊は、さまざまな形で現れる。交通はその典型だ。地方のバス事業は、その9割近くが赤字だという。「買い物難民」という言葉が生まれたように、人々は移動手段を失いつつある。イーグルバスは、そんな状況に対し、果敢なチャレンジを続けている。「地域にとってなくてはならない存在なら、地域から生かされるはず」谷島さんはそう言う。バスが、地方の衰退を阻み、街を作り、再生を目指す、画期的なことだ。バスは、気候、風土に左右されず、街を、道路を、走る。イーグルバスの戦略は、他のあらゆる地方・地域のモデルとなり得るはずだ。


















