社長の金言
チャレンジすれば
解決方法が見えてくる
RYU'S EYE
座右の銘
放送内容詳細
開発するだけが街づくりではない!高齢化した街に活気を取り戻せ
横浜市の北部に位置する、たまプラーザ。駅前は若い母親と子供で溢れかえり、少子高齢化など全く感じさせない明るい雰囲気が漂う。実は、ここに東急電鉄の仕掛けがある。1950年代前半、東急は何もなかったこの地の開発に着手。イギリスの田園都市をモデルに高級住宅地を生み出した。1980年代には、この街を舞台としたドラマがブームになり、人口は増加、地価も高騰したという。しかし、それから30年、かつての街は曲がり角を迎えていた。もともと丘陵地帯を開発した為、「たまプラーザ」は坂道が多く、高齢者となった住民にとって住みにくい街になってしまったのだ。この事態を打開すべく、東急が打ち出した戦略こそ『住み替えサポート』だ。たまプラーザ駅に直結する利便性の高いマンションを建設し、高齢者に住み替えを勧め、空いた家を子育て世帯に安価に仲介する、いわば街の新陳代謝をはかり活気を取り戻そうという試みだ。さらに東急は日用品の宅配サービス、自宅の掃除や重い家具の移動など、高齢者の暮らしを助けるサービスも開始。“いつまでもこの街に住みたい”と思ってもらえる街づくりを追求している。「街づくりは、開発で終わりでない。街がある限り何年も何年も耕す」と言い切る社長の野本。新たな開発へと進む東急の街づくりの本質に迫る。
人口減少に負けない!東急が仕掛ける新たな視点の街づくり
ニッポンの大きな課題である人口減少。もちろん東急にとっても他人事ではなく、『数年後から東急でも乗降客数が減少する』と予測している。東急は、こうした問題にも先手を打っていた。その答えが今年オープンさせた複合商業施設・二子玉川ライズにある。東急はこの施設に、TSUTAYAの最新業態「蔦屋家電」や日本初出店となるスペインの惣菜店「マヨルカ」などを誘致。『ここでしか買えない、ここでしか味わえない』訪れた人だけが体験できるサービスや空間を提供している。実は、ここには『二度・三度と訪れたいと思える場所を作る』という東急の新たな戦略が隠されているという。人口減少に負けない、東急が仕掛ける新たな視点の街づくりを解き明かす。
渋谷を変えよ!東急の新たな挑戦
大規模工事が進行中の渋谷。東急の本社を構えるこの街を『新しいモノゴトの発信基地』「世界中の人が訪れたい街」にしていくという。その為に、いま東急が進めているのが次世代産業の代表格・IT企業の誘致。同社では、IT企業の拠点となる大小様々なオフィススペースを提供するだけでなく、“渋谷で働きたい”と思ってもらえるよう、起業に関するイベントを主催・協賛するなど、ソフト面でも彼らを呼び込む仕掛けを行っている。既に成熟しているようにも見える渋谷。日本を代表するこの街をさらに進化させるべく奔走する東急の姿を追った。
ゲストプロフィール
野本 弘文
- 1947年福岡県生まれ
- 1971年早稲田大学理工学部卒業 東急電鉄 入社
- 1988年東急不動産 出向
- 2004年イッツ・コミュニケーションズ 社長就任
- 2011年東急電鉄 社長就任
企業プロフィール
- 東京急行電鉄
- 従業員数:2万1499人(2015年3月期 連結)
- 売上高 :1兆670億9千万円
- (2015年3月期 連結)
- 主な事業:鉄軌道事業、都市開発事業、
- 生活サービス事業、ホテル事業など
村上龍の
編集
後記
東急電鉄社長がゲストと聞いて、最初、客観的になれるだろうかと思った。わたしは沿線に35年も住んでいて、愛着がありすぎる。だが、杞憂だった。野本さんは、旧来のデベロッパー型ビジネスとは一線を画す、普遍的で、かつ先端的な経営者で、わたしは、沿線住民という立場を忘れ、その理念と戦略に聞き入った。「土地」「建物」「交通網」などを持つ巨大企業として、野本さん率いる東急電鉄が挑んでいるのは、単なる開発ではない。「共生」という概念に基づく新しい都市文化の創造である。


















