社長の金言
社員の持つDNAこそ
会社の一番の武器
RYU'S EYE
座右の銘
放送内容詳細
低カロリーで塩分控えめ、でもおいしい…多くの人を健康にする弁当
横浜市で一人暮らしをする小山花江さん(66歳)。医者から肥満と診断されたが、1年半で体重20キロ減、ウエスト10センチマイナスのダイエットに成功した。小山さんが毎日毎食のように食べているのが、ファンデリーの健康弁当。メニューはハンバーグやオムレツなど。一見高カロリーだが…どれも500キロカロリー以下で塩分は控えめ。でも「しっかり味がついていておいしい」という。種類は240種類から選べ、冷凍されているのでレンジでチンするだけ。利用者はいまや16万人にも上る。弁当を販売するのは赤羽にあるファンデリー、50名ほどの小さな会社だ。この会社の最大の武器、それは女性社員40人全員が栄養士や管理栄養士の資格を持つ“栄養管理のプロ集団”だということだ。彼女たちは弁当の注文を受けるオペレーター業務からメニュー開発、さらに営業活動まで、何でもこなす。それだけではない。利用者一人一人に応じたきめ細かい栄養相談にも乗る。弁当を売るだけでなく、その後のサポートまできっちりできるのは、本社がある東京・赤羽をもじって、AKB40(AKABANE40)と称する彼女たち栄養士軍団の存在があってこそ。ファンデリーを立ち上げた社長の阿部公祐は、元は脱サラして宅配で野菜の販売をしていた。事業が軌道に乗らず悩んでいたある日、たまたま顧客から「糖尿病なのでなかなか料理が難しい。気軽に食べられる健康弁当があればいいのに」という声にひらめいたという。“患者の症状にあった宅配の弁当はできないか…”。栄養士を雇いメニュー開発から食事指導までトータルで行う、今までにない宅配サービスを実現させたのだ。
若い女性たちにも受ける弁当をつくれ
ファンデリーのメイン顧客は、病気やその予備軍の人たち。しかし今変化が起きているという。ダイエット目的の20代、30代の女性たちが増えているのだ。その数は5年で倍増。この層をもっとつかむため、新たな弁当開発が始まっている。もちろん主役はファンデリーが誇る女性栄養士たち。これまでの弁当は、見た目やメニュー構成など、若い人たちを想定して作ったものではない。カロリーや塩分控えめという原則は守りつつ、どうやって新しい弁当を作るか・・・。20代の女性栄養士をリーダーに試行錯誤が始まった!
コラボでおいしくて健康な逸品を生み出せ!
栄養士たちの活躍で躍進を続けるファンデリー、多くの企業とコラボレーション商品を販売してきた。例えば味の素とはギョウザ、エスビー食品とはレトルトカレーなどなど、どれもカロリーや塩分を抑えたモノばかり。ファンデリーが弁当で培った栄養に関するノウハウがふんだんに生かされている。そしていま新たなコラボ企画が始まろうとしていた。それはスイーツ。東京・中目黒にある人気のスイーツ店「パティスリーポタジエ」。若い女性たちに人気の“野菜を使ったスイーツ”が売り。ファンデリーとタッグを組み、低カロリーのスイーツ開発が始まっていた。第一弾は野菜の甘みで作った“大福”。そして第二弾は野菜のケーキになる予定。さっそくファンデリーの栄養士とポタジエの女性シェフが野菜畑へ・・・。栄養のプロとスイーツのプロのタッグはどんな逸品を生み出すのだろうか。
ゲストプロフィール
阿部 公祐
- 1972年、埼玉県生まれ。
- 1996年、学習院大学経済学科卒業後、朝日火災海上保険に入社。
- 保険代理店設置などの業務に3年間従事したのち、
- 2000年9月にファンデリーを設立。
- 社名は、「ファン(楽しさ・感動)」と「デリバリー(宅配)」を組み合わせたもの。
企業プロフィール
- 所在地:〒115-0045東京都北区赤羽2-51-3
- NS3ビル3F
- TEL:03-5249-5080(代表)
- 設立 :2000年9月25日
- 上場 :2015年6月25日(東証マザーズ)
- 社員 :49名(2015年4月1日現在)
- 年商 :26億円(2014年)
- 顧客数:15万人(2015年4月1日現在)
村上龍の
編集
後記
イノベーションといえば、新技術を駆使した工業製品を連想しがちだ。だが、本質は、人材の活用による「革新的なビジネスモデル」ではないかと思う。ファ ンデリーは、管理栄養士集団に、これまでにないモチベーションを提供し、彼女 たちの知識とアイデアをフルに活かすことで、イノベーションを起こしつつある。いつの日か、ヘルスケアのリーディングカンパニーとして旋風を巻き起こす可能性を秘めている。たとえば、ITは極めて重要だが、結局はツールに過ぎない。いつの時代でも、人材こそが、最大の資源なのだ。


















