社長の金言
「人の役に立っている」と 社員が思える会社に
RYU'S EYE
座右の銘
放送内容詳細
美味しすぎるツマミ続々!ユニーク珍味会社の秘密
定番の「サキイカ」に「鮭とば」から「サラミのスライスから」「網走のツブ貝」「ゴーダチーズ生ハムロール」「備長炭カシューナッツ」といった、思わず食べたくなる個性的なものまで…400種類の珍味を統一ブランドで販売する伍魚福。その圧倒的な品揃えを武器に、全国のスーパーに専用の棚を構え、4000の売り場で展開している。特に「チルド珍味」と呼ばれる冷蔵商品では、シェア9割という圧倒的な強さだ。その伍魚福の強さを支えるのが、毎年50以上もの新商品を生み出す源となる、開発部員からパートの女性まで参加する「ヒット商品開発コンペ」。さらに、「お客様繁盛係」が、店舗の棚作りを積極的に提案することで売れる売り場を作るのも、伍魚福流のビジネスだ。
ジリ貧スルメ工場から…最新ファブレス企業へ!珍味と格闘した60年
膨大な珍味を販売する伍魚福だが、実は工場は1軒も持っていない。全国200もの協力工場を駆使し、それぞれに得意とする珍味を作ってもらっている…いわゆるファブレスメーカーなのだ。伍魚福の山中勉会長は、スルメイカを作る小さな工場を振り出しに、時代の変化に負けない様々なビジネスを模索、今のスタイルにたどり着いた。最初の転機は、アメ横で見た自分の作るスルメが驚くほど高い値段で売られている光景。当時広がっていたコカコーラのように、自分の商品も卸ではなく、直接小売に売るほうが儲かるのではと考えた。そして酒屋の立ち飲みに目をつけ、関西の酒屋にしらみつぶしに販路を広げていった。さらにニーズがあると分かれば、自分が作っていない珍味を買い、次々に取扱品目を増やす中、いつしか自社生産をしないメーカーになっていった。
ワンマン経営からチーム伍魚福へ!
阪神大震災を機に、商社勤めから家業に戻った山仲勧社長。ワンマンの父親に変わって、「チーム伍魚福」を旗印に社員全員が、経営や商品開発に様々なアイデア出し合う社風へと転換させている。全社員が毎日ちょっとした意見を出し合う提案制度から、部署を超えた新商品開発チーム、協力工場も巻き込み、チーム経営が根付き始めている。
ゲストプロフィール
山中 勉
- 1955年父の水産加工会社が倒産 19歳の時、兄と会社再建に奔走する
- 1966年社長に就任 60年代初頭から製造直販に乗り出す
企業プロフィール
- 本社 神戸市長田区野田町8-5-14
- 創業 1955年
- 年商 22億円(2015年2月期)
- 従業員 65名(パート含む)
- 取引先 全国4000以上のスーパー
山中 勧
- 1988年慶応大卒業後、伊藤忠商事入社
- 1995年阪神大震災を機に家業へ戻る
- 2006年社長就任
企業プロフィール
村上龍の
編集
後記
「酒のつまみ」という昔ながらの嗜好品を扱っていながら、伍魚福の経営は、最先端だ。安売り競争に参加せず高品質の少量多品種を販売し、製造はアウトソーシング、常に時代の流れを読んで取引先を選択し、単品ではなく「売り場」を確保する提案型の営業を率先して行い、さらに社員のモチベーションを維持するための工夫を怠らない。わたしたちは、たぶん「酒のつまみ」がなくても生きていけるだろう。だが、そんな状況を想像するとぞっとする。おいしいおつまみは、人生におけるちょっとした喜びと、その大切さを、象徴している。


















