社長の金言
“関与したい”気持ちが
新しいお金の流れを生む
RYU'S EYE
座右の銘
放送内容詳細
あなたの1000円が世の中を変える!寄付でも投資でもない新たなお金の流れ
名古屋市・東山動物園の人気者、コアラ。だが年間5600万円ものエサ代が動物園の財政を圧迫していた。そこで園長がREADYFORを通じてエサ代の支援を募ると、見事400万円以上が集まり、コアラも動物園も救われた。また、2015年9月の記録的豪雨で壊滅的被害を受けた茨城県の水海道さくら病院も復旧資金500万円を調達し復活。地域医療を救った。いずれも一口1000円ほどからという支援金を投じた一般の人々の善意によるもの。これまでREADYFORでは3500件以上のプロジェクトを公開してきた。意図や目的がはっきりしていれば、「自作の小説を出版したい」とか、「北極圏を横断したい」など、個人的なものでもOK。審査を経た上で、プロジェクトとしてHPに掲載される。このREADY FORでは支援した人たちには何らかのお礼が届く仕組みがある。例えばコアラのエサ代支援には、コアラのうんちで作ったしおり。病院の復旧支援には、地元特産品が送られたりと、支援を実感できることも大きな魅力となっている。株式などの“投資”と違ってリスクも少なく、“寄付”とも違ってリターンもある。新しいお金の流れを作ったREADYFORは、延べ14万人から19億円を集めるまでに成長した。
顔や人とのつながりが“見える”仕組み
READYFORを立ち上げた米良はるか。その起業のきっかけは、2010年バンクーバーで開かれたパラリンピックだった。財政難にあえぐスキー日本代表のワックス代100万円の寄付を募り、見事調達。その結果、スキー代表は金メダルを獲得し、支援した米良はチームの一員として感謝されたという。そこで支援することの喜びを知った米良はこう感じたという。「欧米と違い“寄付”の文化が根付いていない日本だが、具体的に支援する先がわかり、その実感が得られれば受け入れられる」と。その思いから、READYFORではプロジェクトごとに必ず何らかの“お礼”がつくのだ。そのお礼はモノだけではない。例えば、大手映画会社が支援を募った旧作映画の修復プロジェクトでは、リメイクした映画のエンドロールに支援した人の名前が入ったり、発展途上国の子供たちへの支援では、現地の子供たちからお礼の手紙やビデオレターが届いたり・・・。支援した人とされる人が“繋がる”仕組みが多くの人の共感を得ているのだ。
「支援したい」から「支援されたい」へ… お金の流れがニッポンを元気に!
誰かの夢や企画を支援する、そんなREADYFORではいま新たな動きが・・・。支援した人たちが、そのプロジェクトに感化されて、今度は自分たちが夢や企画を実現しようと立ち上がる例が増えているのだと言う。米良の真の狙いもそこにある。「日本で多くの人が夢を持つようになって欲しい。そしてそれが実現できるんだという仕組みをもっと広めれば、日本ももっと明るくなるはず」だと。小さなベンチャーが起こした新たなお金の流れが、大きなうねりを生む可能性を秘めてきた。 ゲストプロフィール
ゲストプロフィール
米良 はるか
- 1987年東京・目黒区生まれ
- 2010年慶応大大学院入学、スタンフォード大留学
- 2011年「READYFOR」サービス開始
- 2014年「READYFOR株式会社」設立
企業プロフィール
- 所在 :東京・文京区
- 社員 :38名
- 売上高:8600万円(27年度)
村上龍の
編集
後記
20代を子ども扱いしてはいけない。本田宗一郎は22歳で独立、盛田昭夫は25歳でSONYの前身となる会社を設立した。クラウドファンディング、今後その役割は、間違いなく飛躍的に大きくなる。だがレディーフォーは生き残れるか、実際に米良さんにお会いする前は疑問だった。だがスタジオで、見方が変わった。語り口はロジカルで、曇りがない。言葉は「借り物」ではなかった。起業など興味がなかった少女は、市場というタフな世界で自らの言葉を得て、「新形態の金融」の旗手になろうとしている。


















