社長の金言
自分でノウハウを作るから
強くなれる
RYU'S EYE
座右の銘
放送内容詳細
“わざわざ行きたくなる進化型コンビ二”大手に出来ないオンリーワン戦略
福井市民に大人気のコンビニ「オレボステーション」。レジ横を見ると、そこには、なぜか調理用の鉄板が置かれている。しかも、店の奥では「焼きそば」や「野菜炒め」などが調理され、音と香りで客の食欲をそそっている。実は、このコンビニでは、40種類以上の“できたて惣菜”が店内に並べられている。これが、熱狂的な地元客を生み出しているという。その他にも、独自すぎる仕掛けが盛りだくさん。例えば、食品売り場には、地元の野菜や加工品が… さらに、福井市民のココロに刺さる「福井の学校給食で出されていた“あげぱん”」など懐かしい商品が並んでいるのだ。つまり、大津屋が展開するコンビニ「オレボステーション」は、一般的なコンビニとは全く違うコンセプトの店なのだ。客が喜ぶ“便利さ”を猛烈に追求し続け、現在、惣菜などの専門店を含め、今やグループで9店舗を展開している。地域に求められるオンリーワン戦略の全貌に迫る。
地元客を喜ばせ・飽きさせない!独自すぎるコンビニの新戦略
美味しくて安心安全な良いものを探すために、社長の小川は、いまも全国各地を飛び回っている。山口県下関の市場では「絶品ふぐ」を見つけ出して買い付けた。実は、オレボステーションには、小川が発掘してきた地方の絶品が数多く売られているという。なぜコンビニが、そんな手間のかかる仕入れを行っているのか…その理由こそ、「地元・福井の客に全国の本場の味を楽しんでもらい。」というシンプルな思いだという。そんな小川が最近力を入れているのが、地元に根付く小さな優良企業を守るための仕入れ戦略だ。「一部の地域で熱狂的なファンを生む伝統の品」や「大量生産に向かないために、流通してこなかった」絶品を発掘し、オレボで実験的に展開し始めた。「地元の人に喜んでもらいたい。」そんな思いを秘めた小川社長が打ち出した、大津屋の差別化戦略の裏側を徹底取材した!
大津屋の惣菜を全国に広げる新展開!
地元で圧倒的な信頼を生んでいる大津屋。そのトップに立つ小川は、小売りだけに留まらない新たな事業に乗り出していた。それが、大津屋で作る人気の惣菜を“少しでも多くの人に食べてもらいたい”と開発を進めてきた新商品。実は、大津屋の“できたて総菜”の美味しさをそのままにパウチ加工した総菜を2009年に開発したのだ。実はコレ、いわゆるレトルト食品とは、食感や風味が全く違うもの。しかも、防腐剤などの添加物を一切使わないのに2か月間も日持ちするという。地方の小売り店から食品メーカーへと領域を広げつつある大津屋の新戦略とは・・・
ゲストプロフィール
小川 明彦
- 1956年福井市生まれ
- 1979年慶應義塾大学商学部 卒業
- 「大津屋」入社(専務就任)
- 1981年福井県初のコンビニエンスストア
- 「オレンジBOXおおつや」開店
- 1990年大津屋 社長就任
企業プロフィール
- ■本社:福井県福井市西木田1丁目20番17号
- ■創業:1573年 (屋号「大津屋」で酒造業を創業)
- ■売上高:16億1886万円(2015年9月期)
- ■従業員数:正社員25名 契約社員15名 パート250名
- ・コンビニ:「オレボステーション」5店,「オレンジBOX」1店
- ・弁当惣菜店:「オレボキッチン」2店舗
- ・酒とギフトの専門店:「これがうまいんじゃ大津屋」1店舗
村上龍の
編集
後記
小川さんは携帯電話を持たないそうだ。携帯は便利だが、対面の会話を中断することも多いし、「何もしなくていい」という気ままな時間を奪うことがある。コンビニも、便利さを追求し、全国を制覇したが、いろいろな意味での画一化が生じた。大津屋は、便利さではなく、店内調理の総菜やイートインの拡充により「選ぶ楽しみ」を優先させ、福井で、大手相手に一人勝ちとなった。画一化に「個」が対抗し、独自のアイデアと努力で局地戦を勝利する、それ以外の「地方創生」など存在しない。


















