社長の金言
「町のパン屋」が生き残るには楽しく働ける仕組みが必要
RYU'S EYE
座右の銘
放送内容詳細
過疎の町にも人気パン屋が誕生!「5日で開業できる」手法とは
愛媛県伊予市の山間の町に、無添加の手作りパンを売りにしたパン屋が去年9月、開業した。この町は、人口5000人ほどの過疎地域で、以前あったパン屋は廃業してなくなっていたため、地域住民たちは大喜び。さらに、味もいいと評判になり、昼にはパンが売り切れてしまうほどの人気となっている。そんな人気店のオーナー伊藤洋一さん(44歳)は、4人の子供と妻の6人家族。「自然の中で子育てしたい」と2014年にカメラメーカーを辞め、東京から移住してきたという。実は、伊藤さん、パン作りは全くの素人だったが、ある研修講座に参加し、ノウハウを身につけた。いま、この講座は大人気で、実は東京など都心部でも卒業生たちが次々と開業、その数は全国120店舗以上になるという。その研修講座を開いているのが、岡山の人気パン店「おかやま工房」だ。無添加、焼き立てを売りにした岡山市で人気ナンバー1のパン屋。それでも、オーナーの河上祐隆は、「今はパン作りを人に教え、開業を手伝う方が面白い」と話す。無添加で抜群のおいしいパンを生み出す、パン職人、河上の研修とはどんなものなのか―。その様子をのぞいてみると、なんと、研修期間はわずか5日間…。いったいどんな秘密があるのか、裏側を密着取材する。
町のパンをなくさせない!
たった5日間でパン職人になれる画期的な手法を開発した河上だが、河上自身には、厳しい下積み時代があった。神様と崇めるパン職人と出会い、数年の修業を経て確かな技術を身につけたものの、長時間労働は当たり前。自らの店を開業後も、寝る時間以外はパン作りに追われ、一日20時間労働が続いた。そんな経験を持つ河上が、なぜ一見、お手軽にも見える、5日間の研修講座を始めたのか?
海外から引き合い殺到!ニッポンのカレーパンがインドへ…
河上の活動は、国内だけでなく海外にも広がっている。河上がかかわった海外の店舗は11店舗、今年ロサンゼルスに研修センターも開いた。そして、河上が次に開業を支援するのは、インド。インドでパン屋を開きたい、というインド人青年のもとを訪ね、一緒にテストマーケティングをする。目玉は、なんとニッポンのカレーパン。カレーの本場インドにニッポンの味は通用するのか?
ゲストプロフィール
河上 祐隆
- 1962年大阪市出身。
高校卒業後ベーカリー企業に就職 - 1996年岡山に「おかやま工房」を設立
- 2009年リエゾンプロジェクト スタート
企業プロフィール
- 本 社:岡山県岡山市北区田中112番地103
- 設 立:1996年
- 年 商:約6億円(2015年度)
- 社員数:約40人(正社員)
村上龍の
編集
後記
苦労して名を成した職人は、「簡単に真髄がわかってたまるか」そう思いがちだ。河上さんは違う。休日なし、睡眠時間3時間、恐ろしく過酷な環境で修行したのに、執着も郷愁もなく、「5日間でパン職人に」というアカデミーを創設した。「時代も違うし、 機械・器材も進歩してますから」あっさりと言う。きっと「苦労」はしていないのだろう。大変だったに違いないが、ワクワクすることも多く、たぶん「苦」ではなかった。そのクールで民主的な姿勢が、「毎日食べても飽きないパン」を支えている。


















