社長の金言
心に触れる“従業員ファースト”経営
RYU'S EYE
座右の銘
座右の銘
放送内容詳細
残業残酷物語~SCSKの働き方改革
深刻な残業問題を抱えるITシステム業界。過重労働で心身を害する従業員が後を絶たない。SCSKも長く残業体質にあったが、2011年、当時社長に就任した中井戸信英が大胆な改革に乗り出す。「残業を減らせば残業を出す」という逆転の発想で、半減に成功。社員全員に有給休暇の完全取得(年20日間)も達成させた。社員の家族には中井戸自らが手紙を送り、「一流の会社になるためには社員の健康が欠かせないこと」と訴えた。一方で、「働く時間が減れば、当然売り上げも減る」という懸念を払拭するような結果も現れ、6期連続で増収増益を続けている。
“モーレツ商社の異端児”が日本の働き方を変える!
中井戸の前職は住友商事元副社長。総合商社と言えば“モーレツ社員”が代名詞だが、中井戸は定時に帰る異端児。やがてドイツや米・シリコンバレーに赴任し、生産性の高い働き方を目の当たりにした。そんな中井戸が残業削減に着手する前に手がけたことは、健康環境の整備。豪華な食堂を新設し、専門医がいるクリニック・薬局を開設、さらにはマッサージルームをつくり、マッサージを受けている時間も勤務時間にカウントさせている。「健康であることがいかに高い生産性を生むか」…中井戸の信念がそこにはある。
成長の原動力は、副業・子連れ出勤
パラグライダー、高級スパ、忍者体験・・・そんな非日常の“体験”をギフトとして贈る「体験ギフト」。企画・販売するソウ・エクスペリエンスは従業員40人のベンチャー企業。未知なる「体験」を探して歩き回る社員たちの原動力になっているのが、既成概念にとらわれない“働き方”だ。副業で得た新たな経験や人脈で販路を開拓し、また、子連れママならではの目線で商品開発にも挑む。
ゲストプロフィール
中井戸 信英
- 1946年生 奈良出身 70歳
- 住友商事副社長を経て、2011年SCSK社長
企業プロフィール
- 事業内容:ITシステム開発・販売・運用
- 従業員数:約1万1000人
- 売上高:約3200億円
- 設立:1969年10月
西村 琢
- 1981年 東京出身 35歳
- 2004年 慶應義塾大学経済学部 卒業
企業プロフィール
- 事業内容:ギフトの企画、販売
- 従業員数:40人
- 設立:2005年5月
村上龍の
編集
後記
「働き方」が、トピックスになっている。政府は「働き方改革実現会議」を発足させた。信じられないような、長時間の残業で、心身を病む人、自殺者も出て、社会的な危機感が、生まれている。今、残業は、生産性低下など、諸悪の根源のように言われているが、かつては常識であり、美徳でもあった。「残業」は、文化的な問題でもある。「身を粉にして働き、自らを犠牲にして組織に尽くす」いまだに美談だ。だから、残業を減らすのは、むずかしい。重要なのは、忠誠心の利用・依存から抜け出し、「個別の信頼」を、築くことかもしれない。

















