RYU'S EYE
座右の銘
放送内容詳細
患者を劇的に回復!初台リハビリテーション病院
元サッカー日本代表監督のイビチャ・オシム氏など、多くの著名人が奇跡の復活を遂げたのが、「初台リハビリテーション病院」。高齢者だけでなく、20歳代の女性患者の姿もある。かつては脳卒中で倒れると、そのまま“寝たきり”になることが多かった。ところが、この病院では患者に365日の徹底したリハビリを行い、家に戻すことを可能にしている。在宅復帰率は約9割。基準の5倍以上に手厚く配置されたリハビリスタッフと、チーム内の密な情報共有で、とことん患者のやる気を引き出していくのだ。
脳神経外科医から転身
元は脳神経外科医だった石川。長野の佐久総合病院に勤務していた頃、脳腫瘍の手術を担当した50代の患者が寝たきりになってしまった。その時、若月院長に言われた言葉に衝撃を受けた。「この患者の人生は、全て君が責任を持つんだな」。命を救うだけでなく“患者の人生を丸ごと診る医療”の重要性に気づかされリハビリ医へと転身、日本のリハビリ医療の草分けとなった。
退院してからも安心の在宅サービス
病院でのリハビリで復活を果たしても、退院後再び寝たきりに戻ってしまうケースは少なくない。石川は、下町・浅草に、在宅の人々を支えるための医療・介護の総合施設を作った。「かかりつけ医」のように、あらゆるサービスをワンストップで提供。「地域から寝たきりをなくす」という壮大な理想の実現に向け、石川は挑戦し続けている。
ゲストプロフィール
石川 誠
- 回復期リハビリテーション病棟協会 相談役(元会長)。1973年群馬大学医学部卒業。1975年に佐久総合病院脳神経外科医員、虎の門病院の脳神経外科医員を経て、1989年近森リハビリテーション病院院長。2002年より医療法人社団「輝生会」理事長を務める(現職)。
企業プロフィール
- 初台リハビリテーション病院 病床数:173床
- 船橋市立リハビリテーション病院 病床数:200床
- 在宅総合ケアセンター元浅草 病床数:8床
- 在宅総合ケアセンター成城 病床数:26床
村上龍の
編集
後記
「石川先生」ではなく、「石川さん」と話していると、不思議にリラックスできた。石川さん主導のリハビリは「治癒しなくても障害があっても生きていける社会」「フラットな組織のチーム医療」を提唱する。それらは深刻な医療問題の改善につながる可能性を持つ。寝たきりの患者の減少は高騰する医療費を抑え、医療者がチームを組むことで、勤務医や看護師の激務を和らげるかもしれない。誰もが「元気ではない」ときを迎える。医療の原点はヒューマニズムだが、合理性に基づいたシステムがなければ、理念は絵空事に終わる。


















