社長の金言
他より3倍高くても そこに価値があれば売れる
RYU'S EYE
座右の銘
放送内容詳細
人気パティシエ&行列店が御用達!絶品スイーツを支えるオーブン
エス・コヤマ、ツマガリ、きのとや…全国屈指の有名菓子店の御用達となっているオーブンが、福岡県にある七洋製作所の「南蛮バッケン」。価格は他社製品の2.5倍と高価だが、「驚くほど しっとり&ふっくらと焼き上がる」と全国のパティシエたちが憧れる窯だという。多くのパティシエに支持される最大の理由は、窯の中の温度を一定に保つ驚異的な密閉性と、電気ヒーターをコンピュータ制御で正確な焼成制御が可能な点にある。さらに、職人が一度手動で焼き上げると、その温度変化を完全に記憶し、次から全自動で微妙な焼き加減を再現してくれるという。関西の超人気店エス・コヤマでは、この「南蛮窯・バッケン」を7台も導入し、圧倒的な柔らかさのロールケーキを作り、客を魅了している。いまや品揃えは、大量生産向けの巨大なものから、家庭でも使える小型オーブンまで様々。社長の内山が情熱を注いで開発した、美味しさの秘密に迫る!
倒産は2回…“魔法の窯”に賭けた、どん底親子の逆転劇!
七洋製作所の前身は、父の善次が1950年に創業したせんべいの製造販売を生業とする内山商店。しかし善次は、順調に拡大していたせんべいメーカーから機械メーカーに転身する。だが、その経営は厳しく、会社は2度の倒産する事態に見舞われる。そんな中で善次は最後の望みをかけ、せんべいメーカーで培った「火」のノウハウを駆使した、今までにない菓子の焼き窯の開発に没頭し、密閉性の高い「南蛮窯」を完成させたという。しかし、南蛮窯を完成させた善次は、病に倒れたのだ。そんな父の南蛮窯を受け継いだのが、20代の息子・素行だった。素行は、南蛮窯を売り込むために、火の調整が難しい“カステラの製造”に目を付け、カステラを自動で焼ける窯として、トラックで全国を巡って実演会を開催するなど猛烈な営業を仕掛けたのだ。有名パティシエに通い詰め、必死で改良を重ね、親子2代で作り上げた魔法の窯。その大逆転の物語を紐解く!
最高のオーブンで顧客と共に大繁盛!行列店作りを支援せよ
七洋製作所は、窯を買ってくれた店を「儲けさせる」ことに、こだわってきた。例えば、店を繁盛させるための「南蛮塾」という勉強会を開催するなど、様々な分野で購入店をサポートしているのだ。最近では、「菓子の生地も提供してほしい」との要望を受け、手軽に美味しく焼ける“焼き菓子の生地”や“ケーキの冷凍生地”まで作り、窯を買ってくれた店を支援してきたという。こうした購入店を支援する七洋製作所の噂を聞きつけ、いまやパン業界からもラブコールが・・・これまでに無いパン焼きオーブンの開発を追った!
ゲストプロフィール
内山 素行
- 1956年福岡生まれ
- 1973年父・善次が七洋製作所設立
- 1982年善次が倒れ、素行入社
- 2000年44歳で代表に就任
企業プロフィール
- 本 社:福岡県糟屋郡宇美町若草2-13-5
- 設 立:1973年
- 年 商:21億円
- 従業員:150名(社員98名)
村上龍の
編集
後記
「七洋」は、バッケン、スルーオーブンなど、新しく開発を続けているが、それらの原型は、内山さんの父、創業者の「南蛮窯」にある。密閉性を確保するために扉を重くし、採算をほぼ度外視して作られた。しかも創業者はオーブン製造のプロではなく、多くの試行錯誤を繰り返した。後を継いだ内山さんも、営業・販売については素人同然だった。未経験者による製造、営業・販売、だが画期的な製品はそうやって生まれるのかも知れない。父も息子も、学びながら、ごく自然に未知の領域を開拓し、誰も真似できない仕事を成し遂げた。


















