カンブリア宮殿

村上龍 × 経済人

10001054

テレビ東京系にて放送中

20181220日放送

快適&便利の殿堂!ホームセンターSP
~魅惑の店と驚き商品作りの舞台裏~

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パール金属 会長
髙波 久雄(たかなみ ひさお)
コメリ 社長
捧 雄一郎(ささげ ゆういちろう)

2018年の年末拡大スペシャルのテーマは「ホームセンター」。1969年に登場して以来、様々な進化を遂げ、いまや4兆円市場となったホームセンター業界。しかし、近年は店舗が増える一方で、市場は頭打ち、競争が激化している。今回の年末スペシャルでは、そんなホームセンター業界で、消費者の心をつかみ、驚異的な成長を続けて、ホームセンターの魅力に磨きをかける2社が登場。その独自すぎる戦略の本質に迫る!

社長の金言

お客のために頑張れば 必ず注文は来る

「楽に売れない」から 価値がある

RYU'S EYE

座右の銘

座右の銘

放送内容詳細

ホームセンターの品揃えを爆発させた!知られざる田舎企業・パール金属

1970年代初頭、全国で幾つかの店が現れ拡大を始めたホームセンター。当初、日曜大工用品を中心に売る店だったが、その後、キッチンから掃除、洗濯などの生活用品、さらにキャンプ用品など…数多くのジャンルに品揃えを広げ、店舗が急増。80年代後半には1兆円市場へと成長していく。そんなホームセンターの拡大に一役買ってきたのが、新潟・三条市のパール金属だ。キッチン、リビング商品からキャンプ用品まで実に5万アイテムをホームセンター向けに販売。毎年出し続ける2000の新商品は、優れたデザインや斬新なアイデアの魅力的な商品ばかり。キッチンなら包丁からまな板、皿まで、そのジャンルを一括で品揃えすることで、商品を膨大に並べたいホームセンターのニーズをつかんできた。創業者の髙波会長は、ステンレス製おたまの開発を皮切りに、様々な商品をヒットさせてきた人物で、20代の時にフランス視察で見たキャンプ文化から、バーベキュー用コンロを開発、日本に広く普及させた立役者でもある。その商品開発スタイルも・・・実に、ユニーク。パール金属の開発者たちはバイヤーの要望を聞くと、すぐに思いついたアイデアをスケッチ。商品開発部のトップに見せるとほとんどの企画が通り、商品化へと進むという。他のメーカーのような開発会議は一切しない。デザインも自社で製作し、約300もの地元の金属やプラスチック加工業とタッグを組み、他に無い品質の商品でホームセンター市場を活性化させてきた。時代を先取り、ヒットをつかむ、知られざるパール金属の独自戦略を追った。

飽和市場で売り上げ激増!驚異の独自路線ホームセンター・コメリ!

今、ホームセンター業界で圧倒的な強さを誇るのが、この15年で店に舗数を1200店舗に倍増させ、年商3400億円に駆け上がったコメリだ。1952年に創業した米利商店が前身で、当初はガソリンなどの燃料の販売を行っていた。だが、1977年、2代目の捧賢一がホームセンター事業に参入。地域ごとの農作物に合わせた圧倒的な品揃えと、農具の掛売りなど、ホームセンターの常識を壊す「農家ファースト」で多くの農家を熱狂的な顧客に変えてきた。そんなコメリには、年間11万足を販売する長靴など、日本一の販売シェアを持つ商品が1000種類もあるという。2003年に、そのコメリの社長となったのが創業家の娘婿・捧雄一郎。カリスマだった2代目・賢一の教えに、自らの緻密な戦略を加え、成長を加速させてきた人物。ホームセンターを独自に進化させたコメリの強さの秘密に迫る!

ゲストプロフィール

髙波 久雄

  • 1948年木工業を営む家庭に生まれる
  • 1967年創業、家庭用品の企画開発
  • 1976年バーベキューコンロ 発売
  • 2012年「キャプテン スタッグ」設立

パール金属 プロフィール

  • 本 社:新潟・三条市
  • 年 商:510億円

ゲストプロフィール

捧 雄一郎

  • 1952年捧寅七が米利商店を創業
  • 1977年2代目の賢一がホームセンター事業を開始
  • 1988年雄一郎が「コメリ」に入社
  • 2003年「コメリ」社長に就任

コメリ プロフィール

  • 本 社:新潟市
  • 年 商:3419億円

村上龍の
編集
後記

コメリと、パール金属には、重要な共通点がある。コメリも創業地が新潟・三条市で、パール金属は今でも同市が本拠地だ。また両社は、ともに優れた商品企画力を持ち、圧倒的かつ先端的な物流システムを備えている。そして、商品開発、物流は、利益優先で整備されたわけではない。「ホームセンター」は、和製英語らしいが、両社をよく表していると思う。わが家、故郷など、「ホーム」には、温かい響きがある。コメリ、パール金属、どちらも生産者、消費者のための、温かい「ホーム」を提供しようとしているのではないだろうか。

村上龍

読んで分かる「カンブリア宮殿」コラム

JMM Japan Mail Media 編集長 村上龍

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