カンブリア宮殿

村上龍 × 経済人

10001054

テレビ東京系にて放送中

201959日放送

子供に食べさせたい!豆腐のオンリーワンカンパニー

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おとうふ工房いしかわ 社長
石川 伸(いしかわ のぶる)

主婦が絶賛、子供に食べさせたい豆腐があるという。国産大豆100%にこだわり「豆腐の匂いが苦手」という子供のために、独自の製法で食べやすい豆腐を開発した「おとうふ工房いしかわ」。子供に優しい豆腐づくりで29店舗を展開、年商50億円をたたき出す。子供の歯固めにと作ったおからのお菓子「きらず揚げ」は、子供だけでなく大人にもウケているという。熱烈なファンを生むオンリーワン豆腐店の優しい経営とは?

RYU'S EYE

座右の銘

放送内容詳細

愛知県民が愛するお菓子“きらず揚げ”

愛知県民が愛してやまないお菓子「きらず揚げ」を知ってますか?「おとうふ工房いしかわ」が子供の歯固めのために「おから」から作ったお菓子で、年間4億円を売り上げる。いしかわが掲げるのは「自分の子供に食べさせたい!国産大豆100%の豆腐」。豆腐の匂いが苦手な子供のためにオリゴ糖で豆腐の匂いをマスキングする商品も大ヒット!30年間売り上げは右肩上がり、去年は過去最高の51億円をたたきだした。

日本一の豆腐店とは?

27歳の時、家業の豆腐店を継いだ石川社長の目標は「日本一売れる豆腐屋になる」。コストを下げ大量に売って利益を出すことを考えていた。しかし当時、安い豆腐があふれており、地元スーパーに売り込みに行っても相手にされない。そんな時、自然食品の店から、国産大豆とにがりを使ったこだわりの豆腐作りについて教えを受ける。さらに「子供が豆腐の匂いが苦手で食べてくれない」という家庭のために独自の豆腐づくりに邁進、オリゴ糖を加えることでくせがなくなることに行き当たり「究極のきぬ」「至高のもめん」を開発、一番のヒット商品となる。さらに「子供の歯固めができるものがない」という主婦の意見をきっかけに、原料におからを使った「きらず揚げ」を開発、これも大ヒットさせる。

ゲストプロフィール

石川 伸

  • 1963年愛知県出身。日本大学農獣医学部食品工学科 卒業
  • 1896年~サラリーマンを5年間経験
  • 1991年家業を継ぐ

企業プロフィール

  • 本 社:〒444-1304
    愛知県高浜市豊田町1丁目204-21
  • 創 業:明治
  • 従業員数:520名

村上龍の
編集
後記

石川さんは、国産大豆とにがりを使った本格的な製法に挑戦し、さらにオリゴ糖を利用して匂いをマスキングして、まさに「子どもに食べさせたい豆腐」を作り上げた。ただ幼少時は豆腐屋の仕事が嫌いで、跡を継ぐ気はなかったらしい。しかし大学進学による独り暮らしで、両親の送金が、豆腐によって得られたものだと気づき、ありがたいと思い、結局家業を継承する。気づきは豆腐そのものによって得られた。日本の豆腐は、柔らかく、栄養価が高く、安価で、佇まいが謙虚で優しく、偉ぶっていない。たぶん、他にこんな食品はない。

村上龍

読んで分かる「カンブリア宮殿」コラム

JMM Japan Mail Media 編集長 村上龍

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