カンブリア宮殿

村上龍 × 経済人

1161155

テレビ東京系にて放送中

テレ東BIZで配信中

2019620日放送

地域の健康を守る!異色のドラッグストア

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サンキュードラッグ 社長
平野 健二(ひらの けんじ)

今、コンビニを猛追するドラッグストア。その市場規模は7兆円を超えるとまで言われる。
そんな中、業界が注目する"異色のドラッグストアチェーン"がある。その名は「サンキュードラッグ」。
スーパー並みの食品の品ぞろえは当たり前、杖や手押しカート、グラウンドゴルフのグッズまで高齢者の必需品も並ぶ。目指すのは"地域のかかりつけ薬局"。半径500mごとの超高密度出店、管理栄養士が客の食事や運動をサポート、さらに敷地内にクリニックなども誘致する。地域を元気にする、その人気の秘密に迫る。

社長の金言

大きくなることを捨て 地域の役に立ち続ける

商品を提案して 「あって良かった」と言ってもらう

RYU'S EYE

座右の銘

放送内容詳細

超地域密着!高齢者に優しいドラッグストア

サンキュードラッグは、調剤薬局を併設するドラッグストアだが、毎日シニアでにぎわっている。その理由は、品ぞろえ。ある高齢の女性はこう言う。「ここに来たら何でもある、無いものなしよ」。総菜など食品の種類はスーパー並み、都会のドラッグストアであまり目にしない高齢者向けの商品も目白押しだ。また、出店する地域を福岡県北九州市と山口県下関市に定め、都会のコンビニ並みに狭い地域に集中して店を出している。だから、高齢者は家から元気に歩いてくるのだ。さらに店内には管理栄養士が常駐、毎日の食事と運動を管理してくれるサービスもある。その一方で、敷地内にクリニックも誘致、医療モール化を進めていた。

「人口減少」「高齢化」だから成功

1956年、サンキュードラッグは北九州市で商店街の薬局として始まった。高度経済成長期、鉄の町・北九州市は活気にあふれ、店も繁盛していた。ところが80年代に入ると鉄鋼業が斜陽産業になり、北九州市も「人口減少」と「高齢化」が急速に進む。そこでサンキュードラッグは、高齢者にいつでも使ってもらえるよう、薬以外の食品や日用品などを扱う大型店に変えていく。さらに、高齢者が歩いて来れるように、高密度出店戦略を開始。いまや店の枠を超えて、地域の健康を守る活動まで始めていた。

ゲストプロフィール

平野 健二

  • 1959年
    5月
    福岡県北九州市 生まれ
  • 1982年一橋大学 商学部 卒業
  • 1985年サンフランシスコ州立大学 MBA取得
  • 1986年サンキュードラッグ入社
  • 2003年同社 代表取締役社長 就任

企業プロフィール

  • 本社所在地:福岡県・北九州市
  • 売上高:230億円(2019年3月期)
  • 従業員数:1,400人

村上龍の
編集
後記

平野さんは「ピンチはチャンス」という言葉が大嫌いらしい。ピンチはピンチで、9割がダメになり、追い風にできるのは1割だと。追い風をつかんだサンキュードラッグの戦略は、明快だ。1キロに1店舗という高密度出店。医院や高齢者施設の併設も、狭小商圏がベースである。「全国一律のサービス」は曲がり角を迎え、地域の特性が浮上しているのだろう。全国展開の考えは?という質問に、「さらさらありません」と答えた。サンキュードラッグの躍進は、恐竜が衰退し、小さな哺乳類が地球の主役になっていく過程を連想させる。

村上龍

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