RYU'S EYE
座右の銘
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放送内容詳細
世界最古の現役雑誌!山の新たな楽しみを仕掛ける名物編集長
今、新たなスタイルで登山を楽しむ人が増えている。バーナーと登山用調理器具を使って“山ごはん”を楽しむ人たち。高速で一気に山を登っていくトレイルランナー。山頂でしか得られない”山スタンプ”集めに執念を燃やす登山者…。そんな日本の山での新たな楽しみを、長年後押ししてきたのが、創刊1000号を迎えた登山雑誌「山と溪谷」だ。1930年の発行以来、登山雑誌のパイオニアであり、現在も発行されている雑誌としては世界最古。あまり知られていなかった北アルプスの涸沢を、登山の聖地として客を殺到させたのも、数年前に”山ガール”ブームを起こしたのも「山と溪谷」だという。番組では、登山好きが高じて山と渓谷社に入社して37年、様々な企画を仕掛けてきた名物編集長・萩原に、新たな山の楽しみ方を聞く。
標高2800mでスイーツに絶景カフェ!山小屋に革命を起こす管理人
噴火の影響で客足が遠のいていた御嶽山で、今までにない山小屋を作った男がいる。それが標高2800mにある五の池小屋の市川典司。2000年に小屋を新築した時に公募で管理人に選ばれ、以来、斬新な考えで山小屋を改革、当初700人ほどだった宿泊客を3500人がつめかけるまでにブレイクさせた(噴火前)。市川は「風雨をしのぐ避難所」に過ぎなかった山小屋に、絶景のテラスを作り、焼きたてのピザやケーキを出すなど、誰もが来たい素敵な場所へと一変させ。山に新たな客を呼び込むきっかけを作っている。
登山をより快適&安全に!アウトドア衣料に革命を起こす山遊びのプロ
今、山好きの間で急速に広がるアウトドアウェアが「ファイントラック」。人気の秘密は、一瞬で汗を乾かす下着から、伸び縮みする特殊素材の防水ウェアまで、日常使いにも優れた様々な機能を持つ登山ウェアだ。2004年に会社を作ったのは、現在69歳の金山。若い頃から岩登りに打ち込んできた山男。大手のアウトドアメーカーで商品開発をしていたが、山好きが本当に求める高機能のウェアを作りたいと独立。糸づくりから、腕のいい中小工場での縫製まで、全てを国内生産にこだわったウェア作りを行っている。そして最大のこだわりが、年間130日以上の休日が与えられた社員たちが、実際の「遊び」の中で商品改善を行っていること。今までに手法で作る登山ウェアで登山を楽しくする、ファイントラック・金山の挑戦に迫る。
ゲストプロフィール
金山 洋太郎
- 1950年淡路島生まれ
- 1970年大学時代 神戸登攀倶楽部を設立
大手メーカー等で30年勤務 - 2004年神戸市にファイントラックを設立
萩原 浩司
- 1960年日光生まれ
青学山岳部 - 1982年山と溪谷社入社
- 2001年「山と溪谷」編集長
- 2009年「山の日」制定メンバー
市川 典司
- 1970年愛知県生まれ
20代は世界を放浪 - 1996年高天原山荘で修行
- 2000年五の池小屋 管理人に就任
村上龍の
編集
後記
なぜ登るのかという問いに、登山家マロリー卿は「そこにエベレストがあるからだ」という有名な答えを残した。真意は「未踏のピークを目指したいという望みに理由などない」だろう。「未踏のピークを目指す」から「高尾山で飲むビールはおいしい」まで、登山は多様化している。ブームはいつか終わるが、ゲストの3人はブームとは無縁だ。市川さんは、新しい登山を実践している。テラス、薪ストーブのあるカフェ、頂上を目指すこと以外にも御嶽山との一体感が可能だと示した。登山が、非日常の象徴という常識を覆したのである。

















